安達としまむら

発売日 : 2013/03/10
のんびり日常を過ごす、安達としまむら。その関係が、少しだけ変わる日。
体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048914215

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みんなのレビュー

  • 寂しがり屋の狼さん
    2021/09/22
    かなり巻数が出ているので後回しなってましたが、やっと読めました(笑)📕前半は女子高生の日常って感じて少し退屈…中盤から引き込まれました(◕ᴗ◕✿)宇宙人は未だ謎ですが…次巻も借りに行かなきゃ🐾
  • T.Y.
    2013/03/09
    女子高生の百合風味日常もの。鈍感主人公のように無頓着ながらどこか対人ガードの硬いところのあるしまむらと、しまむらのことを大好きとしか思えない安達の、微妙なすれ違いを含んだ関係が描かれる。物語というほどの物語はなく、どうも本格的な同性愛とも違うようだが、そんな中での自分の感情に対する思春期らしい悩みや人間関係の中で感じる微妙な疎外感の描写は繊細で鋭い。良い青春文学。ついでに、『電波女と青春男』とコラボあり。
  • 黒瀬
    2016/12/28
    クールビューティ(に見える)安達とリア充(に見える)しまむらの絡みが最高に尊い。いや、てぇてぇ。安達はしまむらしか友達らしい友達がいないと言うけど、本音はしまむらだけがいれば良いって思ってそう。構って欲しそうなのはしまむらに見えるのに、しまむらは他にも友達がいる。安達は一人でも平気そうなのに実はしまむらを欲している。ちょっとチグハグな関係がよいぞ、よいぞ…。
  • 中性色
    2015/05/26
    ゆるゆるーでふわふわーでゆるふわーな作品(謎。この手の距離感の描き方は流石といったところ。反面、具体的に強いストーリーがあるわけではないので、そういうのがないとつらい人にはだらだら読む感じになってしまうかも。個人的にはあだっちーとおんなじような理由でしまむらーの方がすきかも。しかし今回は星宮ではないのか。
  • 芳樹
    2020/10/20
    ネタバレあり
    安達から「しまむらの特別になりたい」という想いが溢れくるのが、とてもよく伝わってきます。見えない手を伸ばし、しまむらの心に触れそうになって手を引っ込めて…。その繰り返しに心が締め付けられるような思いがしました。一方のしまむらの安達に対する執着のような感情はまだ見られないけど、これから変わっていくのだろうか。この静かに心のやり取りをしていく感じがとても好き。ヤシロの存在も気になるし、今後の展開が楽しみです。