安達としまむら 13
発売日 :
2025/11/08
高校生活、最初で最後の文化祭がはじまる。
勉強会をして。海に行って。古い友人の待つ田舎へ帰省して。夏休みも終わりに差し掛かったある日のこと、パンチョから文化祭準備に誘われた。
「安達もどう?」
「うちの学校文化祭なんてあった?」
「実はね。安達も青春感じに来ない?」
喧噪に包まれながら少し思う。私はあまり人間が好きじゃないのかもしれない。しまむらだけが特別枠で、そこから宇宙が無限に広がっていく。私たち二人だけの国が欲しい。だから――
「これとは別に、やろう。二人だけの文化祭」
「安達もどう?」
「うちの学校文化祭なんてあった?」
「実はね。安達も青春感じに来ない?」
喧噪に包まれながら少し思う。私はあまり人間が好きじゃないのかもしれない。しまむらだけが特別枠で、そこから宇宙が無限に広がっていく。私たち二人だけの国が欲しい。だから――
「これとは別に、やろう。二人だけの文化祭」
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784049167580
シリーズ作品
一覧で見る
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
-
藤崎2025/11/083今回は、夏休みの帰省から始まり、そういやなかった文化祭と、誰も触れない二人だけの国のお話。ところで個人的にあのラッキースケベのシーンで、俗な表現を安達に飾り付けたくないのでと言葉を選ぶしまむらがもう・・・愛じゃん。と不意打ちされたというか、しまむらの想いの形が感じ取れて実に善哉。ってかこれ今回しまむら視点なので目立ちませんけど、安達視点だとしまむらも大概奇抜では? ・・・え? あの思春期系長文やノートには勝てない? ・・・それはそう。みたいな感じで、とてもとても素敵で綺麗なバランスでした。次回も楽しみです
powered by
レビューをもっと見る