孤高の電波美少女と恋で繋がったらギガ重い 2

発売日 : 2025/10/10
ギガ重彼女は彼にイチャあま、ときどき嫉妬。
「先輩のためなら、わたし何でもします」
 罰ゲームから始まった関係を解消し、改めて正式に雲雀と付き合うことになった将臣。そんな彼に“精神界”を知っているという後輩、佐伯奏が接近する。彼女持ちの将臣にやたらとグイグイくる奏に対し敵対心を燃やす雲雀だったが、将臣は雲雀と奏が“精神界”を知る者同士、友達になれるかもしれないと奏の真意を確かめようとして――?
「将臣くん、……浮気は駄目よ?」「駄目。分かってる」
「信じてる……わ?」「疑問形かよ……」
 正妻ポジションを絶対に譲りたくないギガ重な彼女のために奮闘する、やっぱり電波な恋物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 990円(本体900円+税)
  • ISBN: 9784049165920

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2025/10/15
    ネタバレあり
    【BW】正式に雲雀と付き合い始めた将臣の前に、“精神界”を知っているという後輩の美少女・奏が現れ、何故か彼に好意を示す。そんな彼女だけど、“精神界”を知る者として雲雀の友人になれるのでは、と期待した将臣の奮闘記と言える第2巻。いや、雲雀と将臣を含め今回“精神界”に関わった皆の思いの何とギガ重いことか。その重さこそが本作品の魅力だなと、前回に引き続き改めて思う次第。さて、一件落着見えた終章でしたが波乱を予想させる一石が投じられ、次回への期待が大いに高まりました。続きを楽しみにしています。
  • よっち
    2025/10/13
    罰ゲームから始まった関係を解消し、改めて正式に雲雀と付き合うことになった将臣。彼に精神界を知っているという後輩、佐伯奏が接近する第2弾。彼女持ちの将臣にやたらグイグイくる奏に対し密かに敵対心を燃やす雲雀。一方、将臣は雲雀と友達になれるかもと奏の真意を確かめる展開で、重度のCCDに陥る奏の親友つばきの存在と2人のも浮き彫りになる中、将臣と奏の距離感に心穏やかでいられない雲雀の様子も微笑ましかったですが、ブレずに粘り強く向き合った将臣の異質さも際立ってましたね…思わぬ真相が垣間見えた結末も気になるところです。
  • 真白優樹
    2025/11/14
    悪友である啓示が生徒会に立候補する中、同じく生徒会に立候補した後輩、奏が接近してくる今巻。―――見える形は理想か現実、望むのはどちら? 雲雀が相変わらず重い中、精神界が見えるという奏からのアプローチを受ける巻であり、彼女の内面に接近、ぶつかり合っていくことで本当に仲良くなっていく、より重さも愛も深まる巻である。果たしてこの先、どんな世界が待っているのか。かすかに迫る何かの影、それはどんな決着を持ってくるのだろうか。そしてその影と戦うことになった時、どんな戦いが待つのか。 次巻も勿論楽しみである。
  • FFLJAPANter
    2025/11/01
    精神界の展開少なめで中盤まで進み、前巻に比べても淡々と進む、退屈さを感じた位で仕掛けてくるタイプ……作者はエスパーか何かか?古き良きセカイ系学園モノの系譜でありながら、メインテーマが「推しに対してのスタンス」で令和っぽいのはなかなかパンチが効いている。続巻に期待。
  • リク@ぼっち党員
    2025/10/15
    ネタバレあり
    先輩想いの後輩は良いものだ。方向がどうあれ。精神界だけでなく日常も満喫するようになった雲雀だが、将臣に女の影が見え隠れしてヤキモチ。それを素直にぶつけられるのが雲雀の強さであり、表紙を譲らないのも納得できる。奏の"理想"的な後輩っぷりと、その裏に隠れたクソデカ感情が個人的にはかなり好き。隠した裏に真正面から切り込む将臣は一般的からは離れてるけど、面倒な人たちが惹かれるのはよくわかる。あとどんな相手が迫ってきてももう心に決めた人がいるからでバッサリと切れるんだろうなという安心感もあるのが将臣のすごいところ。