ダブルブリッド 10

発売日 : 2008/05/10
『ダブルブリッド』 シリーズ最終章。 それは、ちとにくとほねのものがたり。
記憶を失いつつある片倉優樹と、“童子斬り” に憑かれた山崎太一朗は、お互いのことがわからないまま、ぶつかり合い、傷つけあっていく。 かつて友以上の関係を作りつつあったふたりは、このままどちらかが倒れるまで戦い続けるのだろうか。 それとも──。 ついに明らかにされる “主” という鬼の陰謀と、彼らの計画 「Ωサーキット」 の全容。 己の寿命を悟った片倉晃の意思と、彼の所属する 「クロスブリード」 という組織の意味。 そして、「キマイラ」 と呼ばれる生命体の存在理由。 優樹と太一朗。 ふたりの決着に全ての最期が集う。 血を流し、肉を裂き、骨を砕いた先にあるものは何か。 大人気シリーズ待望の完結巻、ついに登場!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784048670654

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みんなのレビュー

  • ハルナ
    2012/08/30
    私にとっては納得できるハッピーエンド。でも悲しくて、読んだ後にじんわり涙が出てきた。久しぶりにすごいラノベを読んだって気がする。
  • 光心
    2023/04/15
    ネタバレあり
    最終巻なんだけど……すげぇ解釈に迷ってしまう。ハッピーエンドだった、と言えば確かにそうだし、いや微妙じゃない? と言えばそうだったとも言えると思う。必要な情報、つまりΩサーキットとか主周りの目的とかそのほかキャラの内面などはすべて提示されて、童子斬りと太一郎の精神的に主導どっちが握ってるのかは「。」の有無で示されり、それを使って太一郎が主導権を取り戻した文字的な演出とかよかったんだけど、じゃあこの巻全体通してよかったのか? と言われるとすげぇ解釈に迷ってしまう。
  • マヌヌ2号
    2023/02/26
    ネタバレあり
    過去の感想で、片倉優樹さんは強すぎる、その強さは翻って弱さだ、と述べました。ですが、彼女はその弱さすら強さに変えてしまった。極力知り合いを巻き込むことなく、自分が傷つくことを承知で危地に飛び込み、自分の助けたい人を助け、大きな望みを持つこともなく、細やかな人生を送ろうとする……そんな自分を貫き、彼女は最期を迎えました。彼女のことを考えると悲しくなって仕方がないのですが、彼女は自分のことを思って悲しむ人を見ても、困ったような笑顔で手を差し伸べそうです。彼女は正真正銘の頑固者でした。とても弱く、最強の人でした
  • もも缶
    2015/07/02
    ネタバレあり
    切ないけれどこれはこういう形でのハッピーエンドなんだろう。ダブルブリッドとしての優樹の生と死についての物語だったんだろう。君の生と死は君だけのものだ、というニュアンスの言葉が印象深かった。そして最後にキチンと優樹と太一郎が話せたことが何よりも良かった。
  • fap
    2014/10/22
    まさかの完結。ネットで調べてみたところ、9巻発売は2003年。正直続刊が読めることはないだろうと思っていた。中身はそのままの勢いで、本当の最後まで突っ走る。骨太な描写、展開はいまだ健在。安心した。途中途中でやや冗長な展開は気になるし、唐突なそれぞれの結末はやや性急。結末が読めただけまし、という気分にはならないが、正直この厚さは必要ではなかったと思う。作者によれば「ハッピーエンド」らしいが、誰もがみな幸せになったわけではない。それだけに、あれだけ絶望な状況の中でも笑顔になった彼らの強さには感動した。