あなた様の魔術【トリック】はすでに解けております 裁定魔術師レポフスキー卿とその侍女の事件簿 2

発売日 : 2025/11/08
メイドの観察眼、魔都においても曇りなし――極上の魔術ミステリ第2弾!
『魔力なし』の侍女リネットとレポフスキー家当主として君臨するマンフレッドが務める裁定魔術師――それは魔術師たちの探偵にして、判事にして、処刑人だ。主従でもある比翼の探偵たちは、かけがえのない人を救うため、次々と邪知暴虐の魔術師どもを追いつめる。
 彼らは《黒魔術師》バーナビーの痕跡を辿り、魔都ジェズリール・タウンへ向かう。街の頂点に君臨するフォーベス家がかかわる事件を追うなかで仇敵の影を見た探偵たちは、ついに彼奴の喉元に喰いかからんと迫る――暗躍する宿敵。追い詰める探偵。緊迫の推理(チェイス)。これは魔術と謎を論理で暴き、邪悪な魔術師を圧倒的な力で裁く探偵たちを追った事件簿である。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 990円(本体900円+税)
  • ISBN: 9784049165968

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みんなのレビュー

  • よっち
    2025/11/10
    《黒魔術師》バーナビーの痕跡を辿り、魔都ジェズリール・タウンへ向かう2人。街の頂点に君臨するフォーベス家が関わる事件を追うなかで仇敵の影を見る第2弾。フォーベス家の後継者争いに介入するバーナビーに対抗するため、後継者候補ジュエルの家庭教師だったヒューレット家当主を訪れ、当主の娘の死を巡る真相、そして後継者争いを巡る不審死などを2人が解き明かす展開で、重厚な中に時折ユーモアも交えたストーリーはトリックの仕掛けも巧妙で、信念や背景が感じられた登場人物たちの結末も印象的でした。比翼の探偵たちの今後の展開に期待。
  • のれん
    2025/11/12
    ネタバレあり
    マンフレッドが個人的に一番のお気に入りなのだが、作者もその気が見える。人に化ければイケオジで、従者の母を心配しながら叱りつけ、父の仇になんの躊躇もいらぬ覚悟を見せる。まさに貴族たらんとするキャラ。 犯人たちも金田一耕助ばりに確執を持った犯罪動機を持っていて、中々古典ミステリとして楽しめた。トリックも前巻のような魔法で説明するのではなく、一芸の能力や魔術知識を使う事が多く、ミステリとしての完成度も上がっていたことは高評価。 敵も目的があるようだし、シリーズ化も期待できそうな出来。
  • 真白優樹
    2025/11/11
    後継者問題に揺れる「魔術師の楽園」と呼ばれる都市国家に現れた仇敵、バーナビーを追う今巻。―――思い交錯する中、垣間見えるのはそれぞれの黒。 都市国家にて発生する様々な魔術師の事件を裁定していく巻であり、マンフレッドの思い、そしてバーナビーの思いが語られる、物語が一筋縄ではいかぬ方向性に進みだす巻である。果たしてバーナビーは、何を追いかけているのか。何かの目的の為、奪った力を手放したくはない彼、復活の為に取り戻したい主従。最初の激突は成果を残さぬ中、舞い込んできた手紙とは。 次巻も勿論楽しみである。
  • 鰹よろし
    2025/11/12
    お調子者の様でいてその実真っ直ぐお人好し、要領が悪く不器用だけれど心根が優しく芯を曲げない、憎めないチョロインダニエラに惚れる。「姫騎士様のヒモ」のエイプリル然りこういうキャラの映えさせ方抜群だよね。ただ前巻同様ミステリとしてってなると。倒錯ミステリながら空白というかブラックボックスが大きい気が。見据えるべきは万能な魔術ではなく、飽くまでも使用する術者ということなのだろうけれど。全くダニエラを見習いなさいよダニエラを。
  • MoriTomo
    2025/11/14
    黒魔術師の痕跡を辿り、魔都へと向かう展開が描かれ、フォーベス家の後継争いから浮かび上がる事件の真相が見どころでした。 登場人物が多いながらも、当主と後継者の関係性が丁寧に描かれ、不審な事件を解いていく裁定魔術師と侍女コンビの活躍も印象的でした。 作中に仕掛けられた巧妙な要素も興味深く、登場人物たちの心情や行動から目が離せなかったので、今後の展開にも期待したくなる事件簿シリーズです。