スプライトシュピ-ゲル 4 テンペスト

発売日 : 2008/04/25
大いなる敵、リヒャルト・トラクルの正体とは――!? 緊迫の最新刊!!
大量虐殺による戦犯法廷――そこに召喚されたのは「七名の証人」だった。彼らを守るために動き出すMSS。証人たちが次々と殺されていく中、MSSとMPB、六人の特甲児童の運命が今、交差する!!

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/05/17
    再読。要撃小隊の3人がある戦犯法廷に立つ被告と七人の証人を保護する任務に就くことになる…な話。絶望を味わい、傷だらけになりながらも諦める事無く飛び続ける彼女たちの姿は最高に輝いてました。また戦闘だけじゃなく、ゲームとは思えない緊迫感を出すと同時に各キャラクターを魅力的に描いた前半のTRPGの下りも非常に良かったです。電話を使ってオイレンとの繋がりを見せる展開もめちゃくちゃ良かったし、まさに最終巻に相応しい1冊でした。テスタメントで物語にどんな決着を付けるのか今から楽しみです。
  • いおむ
    2018/05/07
    よくもまぁこんな仕掛けをしつつ、長大なシリーズを書けるものだとあきれる程感心(^_^;)すげーよ!面白い!後半はずっと目頭が熱くなりっぱなし。オイレンの方をまた読み直すと格別だろうなぁ~。しかしとりあえず続きを…彼女たちがそれぞれ納得出来る生き方、未来を手に入れることが出来ますように。
  • 友和
    2015/04/28
    再読。おもしろい。前半のTRPGが楽しそう。「オイレン~」とつながっていて、鳳/涼月の電話でのやりとり、最高。
  • 磁石
    2017/06/18
    ネタバレあり
    WWⅢなどない、あるのは内戦に次ぐ内戦の泥沼の未来。正しさが間違いに良いことが悪いことにその逆も、鏡の迷宮に囚われ抜け出せない、誰もこの怪物を支配できない。負け犬の定義。自分は敗北にしか値しないと思い込んだ正真正銘の敗者、人生の敵である徒労感を克服できず打ちのめされた人間、ソコに居続ける輩。立ち上がって戦え! 呆れるほどの傲慢さ/真摯さで、意固地で大胆不敵でちっとも優しくない、でもひどく頼れる。あらゆる罪も夢も犠牲も皆抱いて、死者は横たわる。嵐の夜を生き抜いた。
  • マーム
    2011/04/10
    〈猋(ケルベルス)〉の涼月たちが対処する〈空港占拠事件〉と時を同じくして国連都市で発生した〈戦犯法廷事件〉。 スーダン共和国で4万人が殺害された“エルファシル紛争”に関する国際戦犯法廷が国連都市で実施されることになり、そこで重要な証言を行う7人の証人を警備することが今回の鳳たち〈焱の妖精(フォイエル・スプライト)〉の任務。 しかし、鳳たちの懸命の活躍にもかかわらず、一人また一人と証人たちが敵の手にかかって絶命していくストーリー展開は、ある有名な古典的ミステリーを彷彿させて、ハラハラドキドキさせられました。