スパイ教室 14 《夢幻劇》のティア

発売日 : 2025/11/20
“落ちこぼれ”の汚名を濯いだ少女たち。戦いは最後のステージへ
ライラット王国で革命を成し遂げた『灯』は、ディン共和国の救世主として帰還を果たす。
 たった1人のスパイを除いて。 

 ――それから一年が経過して、『灯』の少女たちは各々自分にしか成し遂げられないスパイとしての道を見つけ、護国のために働く偉大な存在として認められるようになっていた。
 かつて「先生」と慕っていた青年とは、完全に袂を分かったのだ。

         ――本当に、そうか?

 ディン共和国の防諜組織『巓』に属する《浮雲》のランは、『灯』の裏切りの可能性を調べる任務に就く。 『灯』と親交の深いランにしかできない不可能任務。
 『灯』の心を解き明かせ。

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みんなのレビュー

  • なっぱaaua
    2025/12/01
    ネタバレあり
    ファイナルシーズン開始。前巻で衝撃のLASTからの1年後。灯たちがこれからの未来をどう過ごすのかを浮雲のラン視点で描く14巻でした。プロローグで未来が描かれているので生き延びているメンバーーがいるのは確実なのですが、真相は1/5となっているのでこれから少しずつ語られていくのだと思います。1年後の灯たちは確実に成長していて逞しいかぎり。前巻で示された「奈落人形」は今後の大きなポイントになる。しかし今巻が物語の開始から想定されていたならば相当凄いなぁと感心してしまう。灯の進む道は茨どころではないとしても。
  • 霧月
    2025/12/09
    ネタバレあり
    読了!クラウスと決別してから一年後からスタート。元スパイチーム鳳のラン視点で、灯のメンバーがクラウスと通じていないのかを探って行くような展開。革命から更に成長した灯の面々を見れたのは嬉しい!終章、最後でまた思いもよらない展開になるのか楽しみです!
  • リク@ぼっち党員
    2025/11/21
    ネタバレあり
    クラウスに決別を告げられた《灯》。一年の空白期間を経て、かつて蜜月を過ごした《鳳》の生き残りであるランに対して、その胸の内を明かしていく。メンバー全員しっかりと成長しているけれど、根本の部分はあまり変わっていないところには安心した。こうして見ると、一芸特化の問題児たちを共同生活によって家族意識を持たせ、同じ目的に向けて協力できる体制を整えたクラウスの方針は正解だったんだなと。師も弟子もスパイという枠組みに収まらなくなり、教室も大炎上だけど、最終章で決断した《灯》の行動がどんな結末に収束していくのか、期待。
  • 椎名
    2025/11/22
    長いシリーズになるとこれをいつから考えていた?という疑問と同時にいや、恐らく考えてなかったけど、続くうちに綺麗に嵌まったんだろうな……と感じる瞬間があって、今の本作は毎巻のようにそれがあり、それこそがシリーズ化したときの醍醐味のような面白さだよなと感じている。現在の灯を外側から追いかけていく中で見えてくるものは、かつてと変わらない彼女たちの姿だ。たった一つ、灯というものを変えないための変化を遂げているのが美しい。ティアの二つ名に込められた意味に本当にぐっときてしまった……。
  • 日坂愛衣
    2025/11/21
    ネタバレあり
    14巻にもなって、なお安定した質を維持しているとは、本当に敬服の念を抱きます。少なくとも、別れの宴で双方が手の内を明かすまでは、私ではとても想像もつかない、あの心理戦の行方を。灯の面々もランもあまりに著しく成長していました。 しかし、私が本当に想像できなかったのは、少女たちの覚悟の深さでした。敬愛する師匠でさえ、他人の力を借りて自身の目的を果たさざるを得なかったのに、彼女たちはどんな勢力にも頼らず、自分たちだけの力で世界中のあらゆる勢力に対抗しようという、ある意味で傲慢とも言える決意を固めていたのです。