バッカ-ノ!1934 完結編 Peter Pan in chains

発売日 : 2007/04/25
刑務所と娑婆で起きた大事件。 その陰で暗躍する者とは……!?
アルカトラズを出所し、シカゴでミリアと落ち合うことになったアイザック。 爆破事件を聞きつけてミリアと共にシカゴに戻ることになったジャグジー一向。 ヒューイを殺すために刑務所の奥で暴れ始めたラッドと思惑を秘めたフィーロ。 少しずつ狂い始めているレイルと、それを止めることが出来ない吸血鬼(ラミア)の面々。 他人の迷惑を省みず、ひたすらに喧嘩を楽しむグラハムとクリストファー。 そして、高みの見物をする権力者たち。
 三百箇所同時爆破と二百人の失踪事件。殺し屋と不死者を巡る騒動。混乱をきたす舞台に、全ての役者がそろった時、それぞれの配役が動き始める。そして、彼らの運命を弄ぶ者とは──!?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 759円(本体690円+税)
  • ISBN: 9784840238052

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みんなのレビュー

  • まりも
    2016/07/03
    裏社会の住人達によるドタバタ群像劇の10冊目。アルカトラズから始まった1934編の最終章となる話。いやー、面白かった。監獄、娑婆それぞれの場所で起きていた物騒なバカ騒ぎが、1つの結末へと収束していき、終着点へと向かう時の爽快感というか達成感が素晴らしいですね。結構読むのに体力使ったけど、その分充足感も最高で良かったです。グラハム、リカルド、レイル、クリス、フィーロにラッドと今回のエピソードを通して沢山のキャラの事を更に好きになれました。最後に明かされたレイルの秘密には驚いたわ。次巻からの新展開も楽しみ。
  • かめ吉
    2015/08/28
    1934年の物語がようやく完結。バラバラだったパズルのピース集結して終わりへと向かって一直線な話でした。どんな正体であってもリカルドは友達であると言ったクリスもかっこ良かったし、シャフトの正体が分かっても信じると言ったグラハムもかっこ良かった!
  • END
    2013/10/07
    悲しい……悲しい話をしよう……。長かった『1934』が終わってしまった話だ!段々巻が進むにしたがって話に決着がつかなくなって、次巻への引きが強くなってきてしまった!ドルチェでの三つ巴の殺し合いが楽しかった。グラハムとクリスはいいコンビだね。そこにラッドが加わったらどうなってしまうんだろう♪そして、アイザックとシャムの会話!やっぱりアイザックはただの馬鹿じゃないね!純粋にあの答えが出る様な人間になれたらいいな。……よし、楽しい……楽しい話をしよう……。
  • スケキヨ
    2012/11/30
    読んでは休み読んでは休みを続け、2週間くらいかけて読み切りました。新キャラもレギュラーキャラも皆さまいい味を出していらっしゃる。最後、ラッドの兄貴が格好良くて見る目が変わりました。この1934シリーズで一番好きなのはグラハムさんかな。
  • kohaku
    2010/07/10
    1934年完結編。登場人物の多さは相変わらずだけど、そこを乗り越えれば面白さは文句なしだと思う。バラバラだったピースが埋まり始め、それが完璧な絵にならない辺りがバッカーノらしいかなと。今回特にフィーロの活躍が目立った気がします。ようやく報われ始めたフィーロに幸あれ!でも一番格好良かったのはアイザックかな。颯爽と現れ、救った彼には脱帽です。ようやく再会したミリアとアイザック。ふたりが一緒にいるのが一番。最高のカップルです。