しにがみのバラッド。 Momo the girl god of death“call” 10

発売日 : 2007/03/25
モモが伝える優しさは、あなたの孤独にきっと届く……。
行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。
 ――少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 605円(本体550円+税)
  • ISBN: 9784840237550

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みんなのレビュー

  • まりも
    2014/12/18
    割と良かった。「花の夢」「世界の終わりにハミングを」は正直中途半端で話の終わり方も含めて好きじゃないけど「炭酸水と透明のキミへ」が良かったのでプラマイ0といった感じ。設定自体はありきたりですが話の雰囲気と文体が合っているしにバラらしい話だったと思う。ただ気になる所がモモの出番がかなり少なかった所ですね。モモとアンの話も佳境を迎えたっぽいが扱いが薄すぎるせいで盛り上がりにくいのが残念。
  • ソラ
    2010/06/18
    内容(「BOOK」データベースより) 行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。―少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。
  • KUWAGATA
    2016/12/08
    少し持ち直したかと。やっぱり、詩なのか物語なのかよく分からない叙情的な叙述が中心になるよりも、もっと小説としての体裁をもった作品を読みたいと思うのです。
  • くろり - しろくろりちよ
    2012/03/18
    駐車場で死んでいた猫からミッフィとの出会い、桜が咲くのを待つ「花のゆめ。」/世界の終わりを祈って親友を失った「世界の終わりにハナミングを。」/同じ日、同じ血液型、同じ場所で生まれた二人が死後に出逢う「炭酸水と透明のキミへ。」/死神のお話は、モモがアンに逢いに行くところまで。どうなるのかな。まだまだ倒錯的な世界。宙ぶらりんな話が、結末とはまだ呼べないような話が詰まってて、それはそれで異空間的な楽しさが。…本編はあと二冊かぁ。まとまるかな?
  • 凍矢
    2013/12/17
    綺麗な言葉を使いながら、どんどん主人公の死に神の話が分からなくなってきてます。短編集としても、失敗作なのじゃないかと、思ってしまう程。折角、仕え魔との再会も無駄だったのでしょうか?続き、どうなっちゃうの?