ジャストボイルド・オ’クロック

発売日 : 2006/09/25
まぁそう真面目(ハードボイルド)にならないで。ちょーどいい感じ(ジャストボイルド)で行こうぜ。これは、そんな正義の味方の、探偵物語。
いつかの未来。人類が脳に「珪素脳」を持ち、「家電」と共生している世界。過去の事件のせいで「裏切り者」と呼ばれる探偵ジュードと相棒家電の黒猫アル。お金はないけれど、今日もそれなりに、なんとかやっている彼らは、とある理由から、人探しの依頼を受けることに。探す相手は世界的に有名なウイルスデザイナーのゴービー博士。しかし、博士はすでに数年前に死んでいるはずで…。ハードボイルドではなく、“ジャストボイルド”な二人の活躍を描く、不思議な未来のSF探偵アクション。「悪魔のミカタ」「シフト」のうえお久光が満を持して贈る最新作、華麗に登場。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784840235525

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みんなのレビュー

  • ヴィオラ
    2020/05/02
    ハードボイルドミステリー風。ハードボイルドな話はほとんど読んだ事がないので、この「風」がどこまでの物かは判断がつかないけれど、結構楽しんで読めました。連続殺人の真相は、読んでるだれもが真っ先に思い付く様な物でしたが、作中の人物にとっては想像し難い物であることも分かる。そもそもハードボイルド物って「推理」の割合はさほど高くないから大丈夫(偏見w)相棒が家電っていうのは、なかなか斬新…っていうか、後書きを読むとスタート地点がそこなんだwという変な気付きw
  • みどり
    2017/06/29
    このころの作品群はまた違った味があるな、と思いましたね。悪魔のミカタのぐだぐださ加減に比べてきっちりすっきり1冊完結だし。(続くのかと思っていたけど、思ったより設定が受けなかった?) 軽く読めました。まさにライトなノベル。
  • とりじまカラス
    2014/09/10
    なんともジェットコースターみたいな作品でした。次から次に現れる危機! それをちょうどいい感じ(ジャストボイルド)で切り抜ける主人公たち。 一部展開の省略が不満なものの、なかなか面白い本でした。
  • TEANの残骸
    2014/08/31
    以外としっかりSF風。しかしガチガチなSFでもなくラノベらしく。そんなところもハードではなくジャスト。 個人的には企業のヒーローとかでこの前見直したタイバニを軽く思い出したり。むこうはヒーローの活躍だが、こちらは企業にヒーローが必要な理由など背景にも十分に重きが置かれている印象。あ、べつに向こうが適当とかそんなことはないですよ?描こうとしているモノが違いますし。
  • バグマン
    2014/05/16
    ストーリー構成はハリウッド並みによくできているのではないか。SF的なガジェットの出し方も洗練されている。また、文体もかなり練られていると感じる。バトルシーンはうまい。ハードボイルドファンらしく、トレンチコートにもしっかりと意味を持たせてくるのが心憎い。ただ、もっとえげつない部分や、深い主題を掘り出せそうなところで、突如としてギャグに走ったりするのは、良くも悪くもラノベ的なところか。これを「逃げ」と捉えるか「不気味な部分が出てこないようきちんと抑制されている」と捉えるかは読者次第。