マリオネット・マギアネッタ

発売日 : 2025/04/25
成績優秀、なれど問題児。 昼は踊り子の少女は夜には違う顔を見せる。
病気で死んだはずの高校生の俺・久々里志門が目を覚ますと、そこは見知らぬ舞台の上だった。
「貴方は私の魔法人形よ」
俺を目覚めさせたのは人形劇団の踊り子・リリシュカ。
未知の世界を生き抜くためにリリシュカの相棒の魔法人形・シモンとなった俺は、成績優秀ながら問題児でもある彼女に振り回されつつも、劇団が運営する学校で他の少女らとも交流を深めていく。
だがある晩、復讐依頼専門の始末屋組織という劇団の隠された顔を知ることになる。
昼の舞台と夜の依頼の成績で格付けされる少女たち。
リリシュカはその頂点である首席を狙うと言う。
俺は人殺しに躊躇しながらも、徐々に他の人形を超える力を発揮し始め――?
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784046846433

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みんなのレビュー

  • オセロ
    2025/05/16
    面白かった〜! 正直言って分かりづらい部分や描写はけっこうあるんですよ。それを差し引いてもこの作品の世界観やシモンとリリシュカのバディものの良さを前面に押し出したアクション、そしてどんでん返しありのストーリーにどんどん引き込まれていきましたね。また、シモンの葛藤などの押さえてほしいポイントをキッチリ押さえているのも個人的にポイントが高く、これは続きが楽しみです。
  • よっち
    2025/04/24
    高校生で若くして病死した結果、人形劇団の踊り子リリシュカの魔法人形として目覚めたシモン。彼女の相棒として未知の世界を戦い抜くファンタジー。成績優秀で問題児でもある彼女に振り回されながら、劇団が運営する学校で他の少女らとも交流を深めるシモン。一方で復讐依頼専門の始末屋組織という劇団の隠された顔や、昼の舞台と夜の依頼の成績で格付けされる少女たちの境遇や、リリシュの過去悲劇と復讐の想いを知って、状況次第で敵味方も二転三転していく中で変わっていくシモンの心境と、共に戦いながら育まれていく絆がなかなか良かったです。
  • のれん
    2025/04/29
    ネタバレあり
    必殺仕事人+人形演劇。変わった題材だが、少女の演劇団というのは史上多いものだし、暗殺訓練が日常となる女学生というのは日本アニメではメジャーなので、受け入れやすかった(笑)。 しかし、役割というテーマが重いので各キャラの本音や真相がつかみにくい。バディはある程度分かるが、敵やトリックスター、黒幕(兄?)の動きは不明瞭。 壮大なシリーズというのは分かるが、バディの心情と一つの事件の終結が重なっていないので(一度敵対した相手が金次第で依頼人になる)、少しモヤモヤする。 この暗殺団、信用問題でよく攻撃されないな…
  • 真白優樹
    2025/04/26
    復讐依頼専門の始末屋組織の裏の顔を持つ人形劇の劇団の少女の元に魔法人形として転生した少年が、少女とバディを組み始まる物語。―――この昏く重い世界、繋がるのは痛みにて。 命が簡単に死に、意外と闇が深い世界の中でバディとして、殺人に思い悩みながらも頑張る物語であり、昏めな世界観だからこそ絆がより映える物語である。目指すのは復讐、何を置いても。その裏に巡るは死んだ筈の兄の思惑。まだまだ予断は許されなさそうな中、二人はバディとしてどんな依頼と向き合う事になるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。
  • リク@ぼっち党員
    2025/04/28
    ネタバレあり
    病死したはずが気がついたら異なる世界で人形の身体になっていた少年と、才能はあるけど性格に難のある少女のバディモノ。人形が劇だけでなく、戦闘や愛玩用にも使われているかなり闇の深い世界観。人殺しが普通に行われている裏社会、感性が普通のシモンには酷な環境。でもその普通の感性がリリシュカには必要だと思うので、相棒としてはぴったりだろう。痛みを忘れてしまえば恐れることなく行動できるかもしれないけど、痛みは自分を守るためにそこにいる。リリシュカの代わりに傷ついたことに気づく役割を担って過酷な世界を生き延びれるのか。