わたし、二番目の彼女でいいから。 8

発売日 : 2025/03/07
傲慢でも。身勝手でも。どうしようもなく、笑って、と願わせてください。
教育実習生として東京に戻った桐島。そこには、橘さんの妹・みゆきちゃんの姿があった。桐島は彼女を透かして、高校時代の鮮烈な恋情を改めて感じとる。

 一方で、やるべきこともあった。己が粉々に砕いた、京都の人間関係の修復。つまり、泣かせた相手を、もう一度笑わせることだ。
 それがどれだけ傲慢なことでも。
 それがどれだけ身勝手なことでも。
 そう願ってしまうのは、きっと罪なのだろうが――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784049159141

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2025/03/10
    ネタバレあり
    【BW】表紙に描かれた宮前さんと遠野さんの笑顔。もうこんな楽しそうな笑顔の二人の姿を見ることはできないだろうと思っていたので、ここに辿り着けたことに感激しています。とはいえそこに至るまでの流れはいつもの「二番目彼女」ノリだなという感想を抱きましたが。そして今回は紆余曲折あったものの、”あの”桐島の確かな成長も感じられて感慨深いですね。さて次回が最終回とのこと。桐島は橘さんと早坂さんとの関係にどう決着をつけるのか。楽しみにしています。
  • よっち
    2025/03/07
    教育実習生として東京に戻った桐島。実習先で橘ひかりの妹みゆきと再会した彼が、自らが粉々に砕いた京都の人間関係の修復に動き出す第8弾。同じ教育実習生としてあかねがいて、ピアノ講師としてひかりがやってきて、その妹みゆきにはアプローチされて、なぜか家には宮前が待っているとかいうカオスな状況が生まれて、相変わらずヒロインたちに振り回される桐島。けれど教師の適性を垣間見せつつ、粘り強く向き合い人間関係を再構築する姿には確かな成長も感じましたね。そして残るべくして残った譲らない2人との決着がどうなるのか最終巻に期待。
  • イシカミハサミ
    2025/04/08
    不道徳ラブコメディもとうとう8冊目。 さすがにここまでくると ちょっと無理やり気味なブーストもありつつ。 なんとかちゃんと終結に向けて物語が進んでいて安心感。 次巻、9巻が最終巻となるようです。 最終決戦、“勝者”はいるのか、いないのか。
  • 鯉一
    2025/03/25
    ネタバレあり
    「私はあなたを許します」──全ての因縁に決着をつけ、物語は終わりへと向かい始める。みゆきちゃんが恋愛ノートを持ち出した辺りは、この期に及んでもう一波乱!?と焦ったけれど、さほど大事にならず何よりだ。みゆきちゃん、大道寺さん、福田くん、宮前と遠野。それぞれの優しさと強さに助けられ、桐島は再び胸を張って彼ら彼女らと友人になることが出来た。なんだかんだ桐島って周りの人のために動ける人間だから、人望があるのも然もありなん。さて次巻完結ということだが、どういう結末になるのか予想はつかない。願わくばハッピーエンドを。
  • のれん
    2025/03/09
    ネタバレあり
    ここで大学生編での2番目彼女がメインとなる。 思春期に出会うことの重要性というのは過ぎ去った読者だからこそ心に響くものがあるだろう。 社会人だからこそできる恋があるように、傷つけ合うことしかできない子供だからこそ感じ取れた愛がある。タイミングの問題で愛を育めないことに当人の責任はない(桐島本人に問題がないとは言わないが)。(1/2)