妹は呪われし人形姫 人間を恐れる兄は、妹の呪いを解くため立ち上がる

発売日 : 2024/12/25
「お前の体は俺が元に戻してやる。絶対に」
人形には悪魔や呪いが潜むと忌避される世界。人形と意思疎通できる少年ジンは、両親を殺されてから人間に対し壁を作っていた。「もう、兄さん、人形だけじゃなく私にも構ってよ」周囲から気味悪がられる中、共に暮らす妹アインだけはジンの味方だった。ある日、ジンは人形に封じられていた悪魔と契約し『両親の蘇生』を試みる。家族が戻れば妹に迷惑をかけずにすむ──しかし願いは叶わず、その上悪魔は代償としてアインの体を半分人形に変えて逃げ去ってしまう。「意外に悪くないかも。喋るの久々だね」「悪魔と話して無事って、兄さん凄くない?」アインの体を取り戻すため、ジンは悪魔を追うため立ちあがる。
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784046843395

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/12/25
    人形には悪魔や呪いが潜むと忌避される世界。両親を殺されてから人間に対し壁を作っていた少年ジンが、人形に封じられていた悪魔と契約し『両親の蘇生』を試みるファンタジー。妹のためにと焦る想いが空回りして、悪魔に妹アインの体を半分人形に作り変えられてしまい、彼女の身体を元に戻すべく悪魔を追う展開で、少し変わった解体師ゲルドリオたちにも出会って協力関係を結び、兄思いな妹にも助けられながら、悪魔が振りまいた呪いに振り回された人々の想いに向き合ってゆくジンの成長があって、かけがえのない兄妹の絆もなかなか良かったですね。
  • 翡翠
    2024/12/25
    ネタバレあり
    ジンとアインの兄妹愛が尊い!ジンが人間相手にはポンコツだったけど悪魔にも人形憑きにも対話で解決するかっこよかった。 人形と意思疎通できる少年ジンは妹のアインと共に暮らしていた。ある日、ジンは人形に封じられていた悪魔と契約するも願いは叶わず、代償としてアインの体を半分人形に変えられてしまう。アインの体を取り戻すためにジンは立ちあがる兄妹ものダークファンタジー!
  • アウル
    2025/01/02
    ネタバレあり
    人形には悪魔や呪いが潜むとされ忌避されている世界。両親を殺されてから人間に対し壁を作り人形と意思疎通を行っていた少年とそんな兄を心配する妹と日々を送っていたが悪魔と契約してしまい...な話。拗らせた兄とブラコンな妹とのヒューマンドラマって感じで、大分テンポが速くてさっくりと話が解決して言った印象が強かったな。
  • 椎名
    2025/01/22
    オチまで予想はできてしまうし拙い部分も多かったとは思うが、やりたい方向性や雰囲気はしっかり出ていて、個人的な好みもあるが総合的にライトノベルらしく一作目としては悪くない。結局対話の物語なんだなという印象で、どこまでいってもあなたときちんと話しをしたい、向き合いたい、互いを見たいというところに尽きたのが良かった。
  • 真白優樹
    2025/01/01
    悪魔を封じる依り代として人形が忌避される世界で、人間不信の少年の妹の身体が、悪魔との契約により半分人形に変えられてしまい始まる物語。―――後悔があって家族がある、だから分かり合えることがある。 悪魔との契約、解放された悪魔を追いかける中で見えてくる、人々の心の闇と悪魔の願い。独特のダークさがある中に家族の情が温かさを出している、中々に骨太で楽しめる物語である。一つ契約を乗り越え力は示すも、戻らぬ身体。それを抱え、取り戻した絆を手に歩き出していくその先、どんな未来が待つのか。 次巻も勿論楽しみである。