堕天使陛下の仰せのままに え?俺が黙示録戦争を終わらせるんですか?

発売日 : 2024/11/25
どうせ誰かに頭を下げるなら、高貴でやさしい美人がいい。
誰もが、誰かのいうことをきいて生きていく……なら自由ってなんなんだよ~。

そう思った俺・班目真一は、高校をサボって、街の小さな便利屋『英国屋』でバイトをしている。
店主のエリさんはちょっと不思議なお姉さん。自称『陛下』で、首にガラスが刺さっても死なないし、『命令(キングス・オーダー)』で俺の身体を操ったりもする。
絶対普通じゃないんだけど、超いい香りがする美人だから俺はいつも一緒にいる。

今回の依頼は女の子が失くしたキーホルダー探し。でもいつのまにか、天使と悪魔の『聖杯』争奪戦に巻き込まれることに。
真剣なバトルは俺たちのテンションとはちがうくないですか~、って感じだけど、俺は陛下に従ってしっかり戦う。陛下が世界で一番やさしいって知ってるから。

「全ての敵を打ち倒せ。女王陛下の名の下に」
「イエス、ユアマジェスティ(女王陛下の仰せのままに)」
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784046842701

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/11/24
    高校をサボって街の小さな便利屋『英国屋』でバイトする班目真一。自称『陛下』で店主のエリさんと天使と悪魔の戦いに巻き込まれてゆくバトルファンタジー。不死者で時には『命令』で真一の身体を操る陛下と共に、後輩の女の子が無くしたキーホルダー探しをしていたはずが、いつの間にか都庁爆破で指名手配された挙げ句、天使と悪魔の『聖杯』争奪戦に巻き込まれてゆく真一。中務省の白川隊長とバチバチやる陛下も楽しかったですけど、何より様々な思惑が入り乱れて二転三転する構図の中で、陛下のために戦う真一の熱い矜持がカッコよかったですね。
  • のれん
    2024/11/27
    ネタバレあり
    ちょっと緩いキャラのギャップのある言動が持ち味になりつつある作者。 結局人道と道理に則って、秩序を破壊する「悪」を倒す正義の味方こそカッコいい。『キングスマン』をモチーフにした紳士スタイルにお間抜けさを足しているのに、決まっているのは作者の力量といったところか。 そのほか庶民料理やアクション映画モチーフなど、この堕天使様が中々庶民の娯楽に耽溺しているのが見て取れる。だって看板『英国屋』よ。それで食うのカレーじゃなくて中華料理よ。貴族センスの欠片もねぇw
  • リク@ぼっち党員
    2024/11/23
    ネタバレあり
    これはR-18ではない西条陽。R-18Gではある。英国屋という何でも屋でバイトする主人公と、不死者な陛下とのドタバタ、というには血なまぐさい日常。怪物たちの手によってテロ容疑をかけられたり、あっさり人死が起きたり。斑目は胡散臭い語り部である上に、単純に事情を把握していないことも多いので、与えられる情報は割と信用できない。でも全体的なストーリーとしては正義感による戦いという王道で熱い展開となっていた。陛下の望むがままに、品を保ったまま終末を救うことができるのか。
  • イシカミハサミ
    2025/01/09
    もう西条陽さんが列島にいちばんミサイルを降らせている作家に躍り出たんじゃないかな?な1冊。 ガガガ文庫で芽生えた不条理コメディの系譜かな。 こちらのほうがどうしたって主人公は死なない感は強い。 からこそ好き勝手動かせるわけだけれど。 読書体験の消費カロリーは高め。 ストーリーは二転三転あってしっかり楽しめる作り。 紳士的に。
  • みやしん
    2025/01/03
    まどマギありマカロニウエスタンありガンカタあり鞘当てあり、と書きたいシチュエーションを映画的に詰め込んでいて非常に楽しかった。確かに荒い面は否めないが、斯様に怖い物知らずではっちゃけた作風は嫌いではない。序盤の伏線を見事に回収からの真打ち登場は慄える。真正面から見たらハーレムラノベだけど、主人公の能力は暗示紙一重の借り物で、生命倫理にドライなところが他と一線を画していて侮れない。