蒼剣の歪み絶ち 2 色無き自由の鉄線歌

発売日 : 2024/11/08
私、バンドやりたい──歪みにとらわれた少女と奏でる、青春の記録。
死闘の果てに、悲願の一つを叶えた伽羅森は、高校生という日常へと戻る。魔剣ティルフィングに呪われている状況は変わらないが、彼はどこか燃え尽きたような日々を過ごしていた。
 そんな中、日継との新たな任務で出会った一人の少女、独部由良。彼女は「普通の人間には視認できない」歪みを抱えた少女で……。
「私、このメンバーで、バンドをやりたい!」
 誰からも認識されない彼女の切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたちだったがーー。
「私は……何をすれば良いのでしょうか」「何をしたっていいんだよ、もう」
 『自由』を叫ぶための蒼い戦い。その咆哮は、どこに響くーー。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 880円(本体800円+税)
  • ISBN: 9784049158045

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/11/10
    死闘の果てに悲願の一つを叶え、高校生という日常へと戻った伽羅森。どこか燃え尽きたような日々を過ごす彼が、日継との新たな任務で独部由良と出会う第2弾。普通の人間には視認できない歪みを抱える孤独な独部。彼女のバンドをやりたい切なる願いを叶えるために、協力を始める伽羅森やアーカイブたち。伽羅森に恩義を感じるアーカイブの斜め上の行動には笑いましたけど、様々な出来事や過去を描くことで歪みを修正することの意味や恐ろしさを浮き彫りにする中で、それでも彼女のために奔走する伽羅森たちがもたらした結末はなかなか良かったです。
  • のれん
    2024/11/12
    ネタバレあり
    凄い設定が整理されてビックリした。観測と認識で能力が規定され、人々は薄っすら伝える噂にこそ真実があるっていう考えがもう『ブギーポップ』とか『月姫』感がある。で、女性キャラは『ストブラ』を想起させる積極性と。これは電撃文庫は20年の伝統をまだまだ続ける気があるぞと宣言されているような気さえする。 1巻で昇華されてしまった感覚を補填すべく、丁寧に補正したおかげで上記の感覚が生まれてしまったのかもしれないが、何にせよこの感覚はラノベ読みを続けるオッサンには心地よいものであるはずだ。
  • ぽ た く
    2025/05/27
    ネタバレあり
    読了。1巻に比べて全体的に読みやすくなった...ほんとに1巻なんだったんだ?ってぐらい。これを最初からやってくれっていうのはまた違うやろうがいやはや充分面白い異能バトルに仕上がったと思われ。終盤にサード引っ張ってきたのは嬉しいわ、1巻での白い風が嵐となって再度登場するのアツすぎ。シンプルな能力だけならサードはチート並の実力と硬さあるしなぁ
  • 日坂愛衣
    2024/11/28
    ネタバレあり
    本当に良かったですね。少女の舞台の夢と冒険を守るために、親友とも刃向かう主人公の姿は、マクロスで歌姫が歌い、パイロットが戦うような感覚がありました。 表紙を見た時は第二巻は藤中さんが主役だと思っていましたが、まさか新たな女の子が登場するとは思いませんでした。 最後の団円は多少の「ご都合主義」だったかもしれません。しかし、長らく別れていた両親と再会でき、止まっていた時間が再び動き出し、さらに二人の少女に少しばかりの世の中の温もりを感じさせてあげられたなら、それで十分だと言えるでしょう。
  • みやしん
    2024/12/22
    小生はスニーカー文庫やファンタジア文庫の黎明期からラノベを読み続けているいい歳したおじさんだが、ロボットや異世界転生こそないものの、血湧き肉躍る異能思春期バトルの文章化というライトノベルの良さが詰まった作品だと思った。主人公のヒロインのライバルの今巻の主役の大掛かりな組織の苦悩それぞれの領分に限りがある采配が胸にくる。戸籍名「嗚呼界武」には笑わせてもらった。