電撃文庫の新刊
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よっち2024/10/1030同じ島で育った幼馴染、秋と諒と優太。東京・高田馬場で共同生活を始めた、目指す方向は違っても親友な彼らの関係を描いた映画のスピンオフ小説。テレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていた、島から連れてきた不思議な生物「ふれる」の存在。以心伝心だった3人の関係が、奈南とその幼馴染・樹里と共同生活を始めたことで少しずつ変わっていく展開で、思わぬ形で共同生活が崩壊していく様子には慄きましたが、そんな状況に直面した「ふれる」の暴走も描きつつ、3人の絆を改めて感じさせてくれた結末はこれはこれで良かったです。
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