人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話

発売日 : 2024/09/10
「そんな優しいとさ、せんせぇのこと好きになっちゃうよっ」
苺原樹――年齢は二十代後半。既婚者。職業は高校教師。そんな私が、10歳年下の教え子の女子高生に手を出してしまった。
 生徒の名前は戸川凛。私より背が高くて、温和でどこか幼くて、顔がいい。そしてとてもいい子。家庭環境に問題のあった彼女を気にかけているうちに、いつしかベッドの上で唇を重ねていた。
 これは間違いなく裏切りで不倫で犯罪で。身の破滅を招き寄せる要素を、よくもこれだけ集めて。
 ――なぜこんなことになってしまったんだろう。
 淫らで不貞で、でもどこかあたたかい。女教師と女子生徒の恋愛小説。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 770円(本体700円+税)
  • ISBN: 9784049158069

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2024/09/18
    標題からすると何となく入間節で語られる「ファニーなラブコメ」なのだろうな、という印象を受けたのですが、全くそんなことはなく、とても詩的な(入間節ではあるが)美しい文章で綴られる恋愛小説でした。夫がいる女教師と教え子の女子高生に惹かれていくという点で背徳感はありますが、"不純"ではなく純愛物語と思いました。入間百合作品の中でも本作はかなりセクシャルな表現がありますが、全く直接的文言を使うことなく、これだけ官能的な物語を紡ぐことができる入間氏の表現技法の巧みさには唸るしかありません。続編を心待ちにしています。
  • 佐治駿河
    2025/11/14
    これはめちゃくちゃ面白い。今年読んだ中で一番の作品ですね。内容はタイトル通りの物語です。基本は既婚の女教師の苺原の視点で物語が展開していきます。苺原が生徒の戸川に魅了されて惹かれていく描写が秀逸です。読者として終始ドキドキが止まりませんし、続けて読むと何とも言えない気分になってきますので時折本から目を反らして内容を反芻しながら気分を落ち着けて読み進めていました。そして最後の章は戸川視点で書かれていますが、これがまた物語を大いに盛り上げてくれましたね。
  • よっち
    2024/09/11
    二十代後半の既婚高校教師・苺原樹が、10歳年下の教え子の女子高生・戸川凛にうっかり手を出してしまう恋愛小説。樹より背が高くて、温和でどこか幼くて人懐っこい凛。家庭環境に問題があって、どこか危なっかしい彼女を気にかけているうちに、いつしかベッドの上で唇を重ねていた樹。放っておけない気持ちがいつしか意識するようになっていって、そういうことをしそうにない樹が夫もある身でありながらハマっていく様子がなかなかリアルでしたね…裏切りで不倫で犯罪で身の破滅に繋がりかねない関係がこれからどうなっていくのか続巻に期待です。
  • わたー
    2025/01/14
    ★★★★★面白かった。タイトル通り、既婚者の女性教師が教え子の女子高生と懇ろになっている様子を描いていく背徳系百合小説。最初こそ理性で抑え込んでいた自分の情欲を次第に持て余していって、ずぶずぶと深みに嵌まっていってしまう。そんな理性と本能の葛藤を、著者のこれまで培ってきた筆力で丁寧に描写しきっているのだから面白くないわけがない。読みやすくてするすると摂取できるのに、一度読んだらもう引き返すことなんてできない、無味無臭の毒よりタチの悪いナニカを流し込まれているようなそんな気さえしてくる。
  • 椎名
    2024/09/12
    タイトル通りの教師と教え子ものの百合。しかも教師側は既婚者ときている。やっていることは完全に犯罪なのだが、二人の距離が少しずつ縮まっていく様子、何より戸川さんの未熟さと大人っぽさの相反する面が同居した魅力が先生の視点を通して伝わってきて、こちらまでドキドキさせられる。友情出演の星高空さん、ここまでちゃんと出てくるといっそものすごくまともなキャラに見えてくるから不思議だ……彼女なりの誠実さはあるんですよね、ちゃんとね。