あんたで日常を彩りたい 2

発売日 : 2024/07/10
天才アーティストに立ちふさがった壁は「変化」だった――。
芸能・芸術の道を志す学生が集う朱門塚女学院。一年を締めくくる学園祭『初花祭』に向けて作品制作を進めようとする夜風たちだったが、棗のもとにアイデアが降りてこず、難航していた。そこには夜風との出会いから生じた、「変化」があって――。
 一方、夜風の双子の姉・花菱風音から不穏なアプローチが。棗がその先に行きついた「感情」とは……?
 ふつうを覚えた女装男子と、ふつうを知った天才女子の青春グラフィティ第2弾。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 990円(本体900円+税)
  • ISBN: 9784049157994

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

電撃文庫の新刊

  • ギャルゲー世界にニューゲームしたら、ヒロイン全員攻略された記憶があって修羅場です・・・・・・ 2
    NEW
    ギャルゲー世界にニューゲームしたら、ヒロイン全員攻略された記憶があって修羅場です・・・・・・ 2
    無理ゲーすぎる林間学校編が開幕――!?
    ひつじ (著者) / かがちさく (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • こちら、終末停滞委員会。 VOL.05
    NEW
    こちら、終末停滞委員会。 VOL.05
    「ニャオは味方です。お兄ちゃん」
    逢縁奇演 (著者) / 荻pote (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 死なない少女の屍体は、ここに。 2
    NEW
    死なない少女の屍体は、ここに。 2
    死しても、なお失われぬものは――。
    築地俊彦 (著者) / 切符 (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる 3
    NEW
    主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる 3
    蟹江の危機に月山の人気再燃。二度目の人生のトラブルは想定外の領域に!?
    駱駝 (著者) / こむぴ (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 創約とある魔術の禁書目録 14
    NEW
    創約とある魔術の禁書目録 14
    迫るタイムリミット。上条当麻がかつての敵と共に追撃戦へ挑む!
    鎌池和馬 (著者) / はいむらきよたか (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫

みんなのレビュー

  • よっち
    2024/07/10
    穂含祭では棗や小町と組んだ共同制作で受賞した夜風。一方それを知った夜風の双子の姉・花菱風音から不穏なアプローチが来る第2弾。学園祭に向けて作品制作を進めようとするものの、棗にアイデアが降りてこず難航する一同。夜風との出会いから生じた棗とある変化と、襲来して弟を幸せにできるのは姉しかいないと主張する風音。噛み合わない会話の応酬と怒涛の言語化で頭がくらくらするやりとりには苦笑いでしたけど、方向性は違っても夜風をかけがえのない存在と思う気持ちは変わらなくて、それを見事証明してみせたチームの頑張りが効いてました。
  • まっさん
    2024/08/23
    ★★☆ 芸能・芸術の道を志す生徒が集まる朱門塚女学院。「夏目」として既にヒット作を連発する棗と、生家の方針で失踪した姉の身代わりとして女装しながら学院へ通う夜風。一年を締めくくる初花祭に向けて作品を製作したい彼らだったが、肝心の棗にアイデアが降りてこないという事態に。一種の燃え尽き症候群に近いものだと予想されるさ中、失踪したはずの夜風の姉・風音から突然連絡が入る。夜風を自分のものだと考える彼女は、棗との邂逅を目的としていて… 面白かったです。 相変わらず発言・行動が奔放な棗さん。読みながら作者は彼女→
  • 凜音
    2024/07/12
    ネタバレあり
    読了 巻末の了の字は1巻もあったけど、少し不安になる(笑) 値段高くしても良いから続き読ませて欲しいですね。 そんな訳で、 芸術と芸能の原石集う朱門塚女学院で出逢った夜風(男)と棗の青春グラフィティ初花祭の策が出ないぞな第2巻あんたで日常を彩りたい。 やはりタイトル回収が良いですね~。 夜風を筆として世界を演出する。 何より、日常生活で二人の出会いがお互いの生活に新 たな色彩を関係を与えていく様子が素敵でした。 芸術に関する考え方や拠り所という言葉。 夜風の嚢への僕にとっての芸術が刺さりますね。
  • 椎名
    2024/07/12
    変化は楽しいものではなく、反復が心地良い。自分もそうだからこそこのラストは効いた。作生い立ちからキャラクターを考えていくという作者の設計が上手く表れている巻で、確かにそれを前提に考えると姉の風音の言動も納得がいく。一巻とはまた違うやり方で、けれどこの二人にしかできない方法を用いた共作もこの作品とキャラクターならではのものだ。綺麗にオチたが、今後も続いて欲しいシリーズ。
  • ほたる
    2024/12/11
    中盤から急に面白さのギアが上がる。育てられた環境の違いで双子に生まれた軋轢が歪んだ感情に繋がる。この部分が非常に面白い。加えて橘棗そして「芸術」というところにこの双子の感情が向かっていくのがとても良い。終章での事の顛末の解釈と物語の幕引きも好き。