僕らはどこにも開かない

発売日 : 2005/05/25
電撃が贈る衝撃の問題作、登場!
鎖の音がする。 高校受験やら恋愛だかで辛苦を味わっている奴らを縛る、鎖の音。 世界という濁流の中に流れる様々な情報で、張りぼてでしかない見てくれを形成し、それを正解だと信じ切っている奴らを縛る、鎖の音。 ――がちゃがちゃ、がちゃがちゃ。 その音から逃げ出したくて、俺は――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 605円(本体550円+税)
  • ISBN: 9784840230407

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みんなのレビュー

  • どら
    2024/03/05
    ネタバレあり
    積読消化。本来ラノベが十代のものだということを改めて実感。題材、ストーリー、文章、これが一般的な大人向けの新人賞に送られていたら最終選考まで行くことは無く落されていただろうし、出版の機会は与えられなかったと思う。電撃大賞に応募されたが故に、このように注目されイラスト無しのラノベと言う破格のデビューができたのだろう。内容は今の私にはピンと来なかったのだが、或る年齢層で読むと刺さったのだろうなという感じはする。そういう意味では典型的なラノベだと思う。だが確信が軽信になっていたりの誤植はラノベでも駄目だと思う
  • ami*15
    2017/12/27
    ネタバレあり
    この物語こそが真の「問題作」といえる作品だと思う。登場人物がほとんど「ヤバイ」の度を超える人だったし、何よりも読んでいて久々に殺人衝動だとか意味深な発言の多さにクラクラしてきた。特に秋山の章は人間への考えが酷すぎて思わずこの物語から逃げたくなるほどでした。作者はそういうつもりで書いてはいないみたいですが、私はこの物語を高校生の心の闇を過剰しつつも寄り添っているような話にも見えました。自分を否定されたくないという気持ちもよくわかります。変わり者だらけの物語の中で美紀が1番まともな人間のような…気がする。
  • highig
    2015/07/03
    表紙絵無し、口絵無し、挿絵無し。本当に文字だけで構成された作品。全体的評価は残念かな、及第点に及ばない。構成はどうにも拙劣で無理矢理まとめた感がすごい。人物の掘り下げや説明が足りておらず、唐突で理解できない部分が多い。読了しても作品の訴えたいことが見えてこず、タイトルにも取って付けたような違和感を感じる。だが、文章には妙に引き付けられるものがある。恐らくは若い時分にしか書けない狂気に似た力を感じる。この心の底から訴えてくるような文章が作者の魅力なのだろう。おそらく再読はしないが、何か心に残るものはあった。
  • 晦夢
    2013/12/12
    御影さんのデビュー作。イラストがないという珍しいラノベ。キャラそれぞれに自分の世界観があり、鎖や魔法などで表現されている。狂気にさらされた人間はまた狂気を持つ。狂ってるようで実際に普通の事のようで。最後の終わり方はなんというかイマイチ釈然としなかったが、面白かった。
  • ゼロ
    2011/03/17
    個性を出しすぎた登場人物。やりすぎると電波のような、中二病のようなキャラクターになるのだと感じました。お話としては、暗く、鬱蒼としており、視点変更が多く、現実的であろうとしていました。心情描写が多く、勢いがありました。問題作と言われるほど、ぶっ飛んではいませんが、挿絵もないし、キャラ萌えもないし、変わっているのは確か。がちゃがちゃがちゃ。思春期のリアルの負の感情を描いた作品でした。