飯楽園-メシトピア- 2 憂食ガバメント

発売日 : 2024/03/08
食と自由を巡るメシ×ディストピア、崩壊。
不健康な人間を社会から隔離・抹消する《メシトピア》計画。横須賀浄化作戦の阻止と引き換えに囚われの身となった矢坂弥登。
 アディクターたちを厳格に取り締まる元食料国防隊員、そして元長官の一人娘。この国に彼女の味方をする者はもはや誰もいなかった。
 この世の地獄《農場》に閉ざされ生きる活力を失う少女。
 必ず戻る、そう約束した彼女のため。その傍らで少年・ニッシンが向かった先は食料国防隊のもとで……。
 食と自由を巡るメシ×ディストピア、果たしてどうなる?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 1034円(本体940円+税)
  • ISBN: 9784049153903

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/03/10
    横須賀浄化作戦の阻止と引き換えに囚われの身となった矢坂弥登。この世の地獄《農場》に収容された彼女を救出するため、ニッシンたちが脱獄の計画を練り始める第2弾。国営農場である箱根NFPに収容された弥登が直面する過酷な農作業の現実。一方時を同じくして頻繁に摘発される違法食物・魔法のドーナツ。食料国防隊の松下や古閑と連携しながら、救出計画の手段を探るニッシンたちが直面する困難な状況と見出した思わぬ活路。思わぬ一面が明かされた維持法の裏事情でしたけど、だいぶ素直になった弥登にたじたじのニッシンが微笑ましかったです。
  • のれん
    2024/03/12
    ネタバレあり
    前巻からディストピア描写は苛烈だったが、今回の脱獄展開はそれ以上だった。粛清レベルの苛烈な統制と並行して、欲望にあらがえず権力者側がグレーな立ち位置で違法物生産を許すってところが、腐敗真っ只中の80年代ソ連すら想起させる。 結局、ドラマ的にはハッピーエンドだが、勢力図も世界観の動きもまったくなかった。 唯一ヒロインの心情だけは脱獄した後のめっちゃ好き好き感出すのは、ここまでブラック世界だと違和感。世界観設定とキャラの掛け合いの温度差が個人的に気になってしまう作品だった。
  • 微塵子大魔王
    2024/06/16
    メシ×ディストピア第2巻。 前巻とはまた雰囲気が違うお話で、退廃的と言うよりは前史的な技術で無理がある計画を推し進めていたと考えるとゾッとしますね。農場の実情と国の在り方。生理的欲求が満たされない、ちぐはぐな世界で懸命に生き方を模索する 。前巻は丁度良い所で終わってしまい、続きが気になっていましたが、期間が空いたからか、そんなことも忘れて読んでましたね。今巻で物語に一区切りといった感じでしょうか。歪んでる世界で惹かれ合う2人は異様で不思議に思われましたが、良い結末だったと感じました。
  • ARI
    2024/03/09
    ネタバレあり
    待ちわびた2巻。基本的には1巻の続きで、描くべきシーンをしっかり拾っていった印象。食防法なんてものがまかり通る世界を維持するための二律背反な農場内の在り方。囚われた弥登視点でその概要を浮かび上がらせて、外から彼女の救出をしようとするニッシンたちがその全貌を明かしていく構成でなかなか読みごたえがありました。 けど、やはり全編を通して、ニッシンのこと好き好き大好きになってる弥登の言動の数々が見てて笑えて仕方ない。優秀な人のはずなのに、どうにも抜けてる感じが拭えないの可愛かったですわ。
  • むさ
    2024/03/28
    ネタバレあり
    前巻読み終わった時はこっからトンネル抜けるまで辛めの第二部かぐらいに思ってたけど意外と前後編くらいの感覚で方が着いてもしかしたらこのくらいの明るさがこのシリーズの明るさなのかも。気負わずに読めるのはいいことだ。そして人間関係ではむしろこれからが本番ですね?いやはや楽しみ