クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。 8

発売日 : 2023/11/25
大嫌いだったら、ずっと一緒にいられたのに――。
北条本家の騒動を通じて、朱音の“好き”は揺らがなかった。
しかし、陽鞠や糸青に比べて、強制結婚という有利な立場に甘えていることに朱音は悩む。
友人のため、大好きな才人の幸せのため、朱音が身を切るような思いで出した結論は――離婚だった。
才人が止める間もなく、朱音は家を飛び出して別々の生活を始める。
一方、才人は悠々自適に過ごしていたのだが、ふとした時に朱音と過ごしていた日常が頭をよぎる。
いつの間にか朱音がいることが当たり前に、そして欠かせない存在となっていた。

「俺は……朱音のことが……好きなのか?」

もう二人に残された時間は少ない――のかもしれない。高校生夫婦ラブコメ、激動の第8弾!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784046829863

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みんなのレビュー

  • 佐治駿河
    2025/09/25
    序盤から朱音の離婚届から始まる第8巻です。最終的には元鞘に戻る展開となりますがね。朱音がクッソめんどくさい女と思いつつ読み進めていますが、嫌いが好きへ変化していく二人の関係は王道ラブコメと言える展開で嫌いではありません。朱音のツンが多めキャラを令和の読者がどの程度受け入れてくれるかがこの作品の分水嶺ですね。昭和の私には古き良き時代のヒロインを彷彿とさせるキャラであり、作品を盛り上げて楽しませてくれます。さあ、残り2巻ですのでラストスパートでしょうかね?
  • 芳樹
    2025/01/22
    ネタバレあり
    【BW】同じく才人のことが好きな陽鞠や糸青と比べ、恵まれた自分の立場に思い悩む朱音が下したのは『離婚』によってスタートラインをリセットすること。朱音が二人の家からいなくなり才人は何を思うのか…という今回。いよいよシリーズ最終章が始まった感じがしますね。距離を置いたことで二人とも互いへの想いを再認識し、特に才人がやっと自分の本心に気付く展開にグッときました。朱音の最後の問いに才人は何と答えるのか。続きを読むのが楽しみです。
  • 桜庭かなめ
    2023/12/11
    ネタバレあり
    才人への好意を自覚する中、陽鞠や糸青の想いも分かり、自身の環境に甘んじていることから朱音は離婚届を才人に突きつけて家を出て行く。離れたことで朱音はもちろん、才人も朱音の存在の大きさを知る。旅行を通じて、才人はようやく朱音への恋心を自覚して、朱音に家へ戻ってくるように頼む。回り道を重ねてようやくここまで来たなという印象。ラストに朱音が才人に自分をどう思っているのかを訊いているので、その返答次第では一気にこの作品は終わりへと向かいそうだ。
  • 凜音
    2023/12/11
    読了 ちょっと素直になってちょっとすり合わせすればサッと解決するのにな… 本当にこの2人は… 第三者からすればお互い好きってのは分かるものだけれども、 2人とも素直になれないし、臆病だしですれ違いばかり。いい加減にしなさいと正座させて一手一手詰めたいくらいに焦れったい。 だからこそ2人の関係を進めるには周りが手助けしてしまうんだろうな… これ2人のこと好きだったら、 サポートしてあげないと誰も幸せにならないようになってる気がしてきた… そろそろクライマックスなので最後まで見守りますか…
  • 真白優樹
    2025/01/04
    才人が自身の中に生まれた恋心を知ろうとする中、麗子の言葉に悩んだ朱音が離婚を切り出す今巻。―――最早最初に戻れはしない、ならばその思いに正直に。 結ばれる前のきっと最後の大波乱、朱音がリセットしようとする大悪手をぶちかましてしまう巻であり、初期化できぬ思いに向き合い、才人が答えを出していく、確かな成長も垣間見える巻である。やっと本気で言えた己の想い。その先に問いかけられるのは思いの本質。果たして最後、答え合わせの先に待っている未来とは。二人が本当に結ばれるのはきっともうすぐ。 次巻も勿論楽しみである。