ソウル・アンダ-テイカ-

発売日 : 2005/02/25
名作『ダブルブリッド』の中村恵里加が描く、わがままな使い魔と壊れた少女の物語
「運命。私は彼女との出会いをそう表現する。何とも都合のいい言葉だ。もっとも、そう胸を張って表明できるようになるのはだいぶ先のことであり、出会った時の印象といえば…最悪に近いものがあった」生者の魂を喰らい、死者の魂を引き寄せるハンニバル。主に忠義を尽くし主と共に死ぬ使い魔の常道から外れ、主に不義を働き主を冥府へと誘いながらも己のみは生き長らえるという死を招く猫。そんな使い魔の次なる主―江藤比呂緒は弱冠十二歳で、たぐいまれな霊的な素質を持っているが、とんでもない“大馬鹿者”で…。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784840229432

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みんなのレビュー

  • 光心
    2014/05/21
    ダブルブリッドの中村先生の作品です。どこか頭の隅に引っかかっていて、奇跡的に古本屋で見つけたので買って読みました。 主人公の比呂緒はおバカで有名な小学6年生。学校にはほぼ毎回遅刻し、その理由は他人に理解できるものではない。そんな彼女は誕生日に父親から一丁のモデルガンをもらう。その銃はただの銃ではなく……!? 最後の方は面白かったけれど、途中読んでいていて辛くなった。というのも、比呂緒の思考が本当に読めなくて困ったことが多かったからだ。それ以外はすごく良かったです。 久々にダブルブリッドも読みたいなぁ。
  • 有無(ari-nashi)
    2020/05/24
    再読。底無しの馬鹿である比呂緒と猫の姿をした悪霊が、死者の魂を月に返すソウルアンダーテイカーとなる物語。主人公の比呂緒の馬鹿さ加減が、単に記憶力や理解力とかだけでなく、感情的なところにまで欠落が有るところが際立つ。それに対し、両親の悲しみに満ちた愛情、妹の悲しみを隠した怒り、幼馴染みの優越感も含む友情、三嶋の利益を見込んでの指導、そういったモノをまとめどこに話が向かうのか楽しみ…なのだが、続刊は出ないのかなぁ。
  • 片瀬
    2013/10/04
    主人公のキャラが好きだ。「猫に馬鹿と呼ばれた。馬と鹿に馬鹿と呼ばれるよりましかもしれない。」可愛すぎだろ。お供系キャラ(魔法少女等についてくる小動物)も営業頑張ってないからいい。自分だしまくりで。
  • miyakozero1
    2024/09/08
    こういうバトル物で主人公がお馬鹿なパターンをあまり知らず、どちらかと言うと周りの振り回される面々に同調しながら読んだ。私もお付きの猫さんほしい。 なんだかずっと危うい空気が流れていたが、最終的には幸せになれるのでしょうか。なってほしい。
  • マヌヌ2号
    2016/01/06
    積んでおるダブルブリッドの予行演習?、ってことで読みました。すごく面白かったです。 「馬鹿」として扱われている(というか事実抜けている)主人公の比呂緒がひょんなことから霊を浄化する銃を手に入れ、ハンニバルという幽霊のような猫も現れて……というストーリーで、これのみだと普通の設定ですが、比呂緒のキャラがとてもいい。 自身のルールに従って行動しているけど、どこか捉えどころがない。無邪気さと達感が同居してるって印象。過去に原因があるのでしょうかね。続きが出てほしいと思わざるをえない……確実に無理ですけど。