この△ラブコメは幸せになる義務がある。 4

発売日 : 2023/07/07
もしも「幸せ」に形があるなら──これがきっと、この三人の幸せの形。
「ありがとう、矢代。私の恋を……今日までずっと、応援してくれて」
 再びピアノに向き合うことを決めた凛華のために、懸命に奔走する天馬。

「ありがとう、麗良。私の恋を……今日までずっと、応援してくれて」
 最愛の親友である凛華のために、どこまでも天馬と共に尽力する麗良。

「私は……」
 二人の想いを受けた凛華は、勇気と最大限の愛情とともに、あの日に失敗した『告白』を告げて──。
 もしも幸せに形があるなら、その形はきっと──最も幸せなトライアングルラブコメは最高の結末へ!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 792円(本体720円+税)
  • ISBN: 9784049148091

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2023/07/15
    ネタバレあり
    もう一度ピアノに向きあう凛華を中心に、彼女を応援するため奔走する天馬と麗良の姿を描く最終巻。見事に『最も幸せな三角関係』を実現してくれて、完全無欠のハッピーエンドだったと言えましょう。一般に三角関係というと主人公を中心とした関係がラブコメの鉄板ですが、本作では中心にいるのはヒロイン凛華であるという点が面白かったですね。天馬も自覚しているように世間に胸を張れない三人の関係ですが、だからこそ彼らのその後(大学生編とか)も見てみたかったなぁ。ともあれ楽しいラブコメでした。三人の未来が幸せで満ちていますように。
  • よっち
    2023/07/08
    母校で行われるコンサート・星プロのピアノコンクールに出ることを決意した凛華。覚悟を決めた彼女のコンサートを成功させるべく天馬たちが奔走する第四弾。コンクールの音楽担当である大須賀先生やバイト先の店長にも託されて、再びピアノに向き合うことを決めた凛華のために、生活の面倒を見たり、ずっとすれ違っていた凛華と父親の関係をサポートしたり、麗良ととともに彼女のために奔走する天馬。彼らとのかけがえのない関係を積み重ねてきたからこその結末で、凛華の選択にも納得感がありました。とても素敵な△関係をありがとうございました。
  • オセロ
    2023/07/11
    再びピアノと向き合うことを決めた凛華。そんな凛華を天馬と麗良がそれぞれ別のベクトルで支えて、その集大成ともいえる星プロで新たな一歩を踏み出す姿にグッときました。 そして3人が想いを明かしあって迎えた結末は予想通りでしたが、そこに至るまでの過程が素晴らしかったです。タイトルに偽りなしの素晴らしい△ラブコメでした。
  • まっさん
    2023/08/06
    ネタバレあり
    ★★★★ 大円団!!!素晴らしかったです!!! 物語は着々とXデーが近付く天馬、凛華、麗良の三人が、自らの求めるものを手一杯手に入れるまでを描く物語でした。 ぶっちゃけオチに関しては元々予想していたものだったので、そこに行き着くまでにもう少しすれ違いや他者からの横槍など、修羅場展開が描かれるかなと思っていたので、想像していたより平和に物語が締められていて驚きましたね。母や自身を蔑ろにする父親を憎悪する凛華。想いを告げながらも待ち続ける日々に加えて親友の気持ちをも慮る麗良。そして、三人の関係を最も俯瞰的→
  • sao
    2023/07/08
    読了。 完結!!です。