恋は双子で割り切れない 4

発売日 : 2022/07/08
恋の答えは、もう保留できない。――すれ違う想い、夏。
那織を部屋に泊めたことが親にバレた! しかもあいつ、下着をわざと忘れて母さんの目につく場所に仕込みやがったっ!! いや、落ち着け。考えるんだ白崎純。明らかに疑われているが、実際そういうことはしていないんだから。

 だがこの一件を知った琉実は言う。
「あの日できなかった続き、しよ?」

 そして日増しに積極的になる那織。
「我慢出来なくなったって良いよ」

 もう引き返せない場所へと踏み入ってしまった実感がある。だが僕はまだ、どう向き合うべきか答えを出せていない。
 そんな中途半端な態度のせいで、那織と衝突して喧嘩に発展してしまう。琉実が仲裁に入ろうとしてくれるが、さらなる一波乱があり……?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784049144611

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みんなのレビュー

  • ナギ
    2022/11/22
    純が三角関係をどうするか、悩み続ける巻。母は何でもお見通しという感じですが、家族も含めてのお隣さんなんだなぁと感じます。出した結論はそうでもその通りに進ませてもらえるのか?波乱はまだありそう。
  • なっぱaaua
    2022/07/11
    ネタバレあり
    結論を実行するまではいかなかったけれど、やっぱりそうなるよねという展開。那織と純は趣味というか好きなことや興味あるという点ではとってもお似合いだ。琉実も良い娘なんだけどお付き合いだけ考えたら純的には物足らないだろう。周囲のお節介もありながら、純がどう二人と向き合えば良いのか必死に苦悩して結論を出す今巻。自分的にも那織に言葉で虐められたい願望があったりする。それって楽しすぎるだろって思うが。でもね将来を考えたら本当にそれで良いのかとも思う。那織は生活感無さすぎだしね。~続く~
  • 芳樹
    2022/07/14
    ネタバレあり
    今回は読み進めるのが辛かった。琉実も那織も表現系は違えど純への想いは一途で、下駄を預けたはずの純はその言動で彼女たちを翻弄する。そんな展開に胸が痛み、彼女たちの友人と同様に純を責める気持ちで一杯でした。でもついに純は決断。さて、三人はこれまで通り仲の良い『恋人と友人』という関係になれるのでしょうか。そうは簡単にいかないような気もしますし、それが明らかになる続編を心待ちにしています。
  • よっち
    2022/07/08
    那織を部屋に泊めたことが親にバレた純。もう引き返せない場所へと踏み入った実感がありながら、どう向き合うべきか答えを出せない純の想いが定まってゆく第四弾。下着をわざと忘れて純の母の目につく場所に仕込む那織のいたずら。その一件を知った琉実に迫られる純。相変わらずな純と那織の他の誰もついていけない会話が最高で、琉実の後輩に選択を詰め寄られたり、中途半端な態度のせいで那織とのすれ違いに発展する展開でしたが、ほんとみんな面倒くさいな…と苦笑いしながらも、ようやく見えてきた決着をどうつけるのか次巻がとても楽しみです。
  • わたー
    2022/07/30
    ★★★★★どちらと付き合うか、結論を保留にした純に対し、さらに苛烈なアプローチをかける双子。そんなドロドロの三角関係にようやく終止符の兆しが…な4巻。序盤から自分のパンツを純の家に置いてみたり、互いに隠れてキスをしたりとエスカレートしていく行為。そんな行為の裏側には彼女たちなりの想いが当然あって、それらを余すことなく摂取できる構成の妙がよかった。それだけに、双子たちから向けられる感情の重みに流されそうになるも、結論を出した純は称賛に値すると思う。だが、まだ波乱が待っていると思うので次巻も楽しみにしたい。