友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 2

発売日 : 2022/06/10
親友同士だったはず。だけどもう引き返せない。歪んだ恋の行方は――。
純也、青嵐、新太郎の男三人は中学時代からの付き合い。高校に進学してからは、夜瑠と火乃子の女子二人が加わった。もうずっと昔からの馴染みのような温度感。そんな親友五人組の関係は、夏が過ぎた今でも何一つ変わってない。
 そう、少なくとも表面上は。
 純也と恋仲になることを望む夜瑠。そして夜瑠を魅力的に思いながらもその気持ちに応え切れない純也。そして火乃子までもが秘めていた気持ちを膨らませ、純也と距離を縮めようとする。
 季節は秋。文化祭に向けてそれぞれの活動を始める五人。そんな青春を過ごす中で、甘い毒はひっそりと進行していく。
 これは、秘密で後ろめたくて、誰にも言えない裏切りの物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 814円(本体740円+税)
  • ISBN: 9784049144598

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みんなのレビュー

  • ナギ
    2022/10/17
    仲良し5人組は友情を維持できるのか?恋愛により解散となってしまうのか?純愛は純愛を呼び、不純となり、それぞれが秘密の関係へと発展する。主人公は自身が提唱する「友情」にがんじがらめとなり見動き出来なくなる。完璧です。火乃子が計算高いラスボスだったかぁと今となっては予想外でした。天然まっすぐ系だと思っていたので。夜瑠派としては隠れずにガンガン攻めていって欲しいですがね。
  • オセロ
    2022/06/12
    夜璢の好意に心地良さを感じつつある純也が、火乃子からも想いを告げられる今回の物語。 文化祭が近づくにつれてぞれの活動が忙しくなり、一緒に過ごす時間が減っていく5人。そんな中で夜璢のことを好きだという有名音楽家・エルシドの登場と、火乃子が純也を好きだと純也以外の4人に伝えたことで変わりだす5人の関係。 いつまでもこのままじゃいられないと頭では分かっていても、なかなか踏ん切りがつかなかった純也の予想外の決断には驚きましたけど、5人の関係が果たしてどうなるのか、続きが楽しみです。
  • 芳樹
    2023/03/15
    仲間に向ける恋愛感情を隠したまま、男女5人のグループはその友情関係を維持できるのか?純也と夜瑠が秘密を抱えて歪んでしまった関係に、火乃子と新太郎が吐露した本心がさらなる軋みを与える今回です。恋か友情かどちらかをとれば丸く収まるのですが、『隠してでも』両方を取りたいというところにどうしても無理が生じる。しかしこの“エゴイスティックであること“が若さだ。痛みを感じることこそが青春で、そしてここから何を得るかが重要なのだ。”正しく”大人へ向かっている彼らの関係はどこへ行き着くのか。今後の展開が楽しみです。
  • よっち
    2022/06/11
    恋仲になることを望む夜瑠と魅力的に思いながらも応え切れない純也。そして火乃子までもが、秘めていた気持ちを膨らませ距離を縮めようとする第二弾。文化祭に向けてそれぞれの活動を始める五人。そんな青春を過ごす中で静かに確実に始まる変化の兆し。グループ崩壊を恐れて夜瑠との関係に一歩踏み出せない純也の逡巡が、結果的に事態の複雑化を招く何とも皮肉な構図でしたけど、こうなると腹を括るしかない二人の決意を知らない彼女の打つ手が、グループや友情にどんな波紋を投げかけるのか、グループの絆が問われる壮絶な展開待ったなしですね…。
  • わゆ
    2022/06/14
    更に乱れ、混沌を極めていく友達5人組の恋と友情の物語。季節は夏から秋に、文化祭前後の出来事が描かれる。1巻では5人組の中の純也・夜瑠の秘められた関係が描かれたが、2巻は他の3人や、新たな登場人物が2人の、そして5人の関係を大きく揺らがす。本巻の見所は、そういった出来事を通して、各キャラ達が自分の心奥に潜む恋という怪物を、その本性を知っていくことで、いかに言動が変化していくか、という点だ。メイン2人は勿論、そこに大きく絡む朝霧さんの地の語りや描写の文圧は圧巻で、物語を重厚たらしめている。本当に面白い。