勇者、辞めます~次の職場は魔王城~ 2

発売日 : 2022/03/19
最強勇者は仕事も万能――!! ボロボロ魔王城再建ファンタジー第二弾!
勇者を辞め、魔王軍の一員となったレオは、その知識を活かしエキドナの夢である魔界再生に乗り出す。
だが、ボロボロ魔王軍は準備だけでも大慌て!
ダンジョン化した城を攻略し、お肉がなくなったリリが駄々をこね、更には近隣諸国に暴走した竜が攻撃を開始!?
やっと手に入れた平穏を守るため、勇者歴三千年の技能を使って次々に解決していくレオ。
だが、一連の事件(リリ除く)には元凶が存在しており―引退勇者は、かつて憧れた『勇者』と対峙する!

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みんなのレビュー

  • nishiyan
    2022/04/04
    魔王&四天王との激闘の末、正式に魔王軍の一員となったレオ。ボロボロの魔王軍は問題山積みで一つ一つ解決していくのだが、そんな彼の前にシュティーナの弟子カナン&レオの兄弟・ヴァルゴが立ちはだかる本巻。強烈な個性のカナンがヴァルゴを食っている感じはあるのは否めないものの、死んだと思っていた兄弟との激突は熱く、二人の意地だけでなく、レオの変化が一番感じられるのが嬉しい。人の心を与えられたが故の結末は思ったよりも爽やかで、さらに成長したレオに新たな目標が出来たのもよかった。次巻が楽しみ。
  • 真白優樹
    2022/03/23
    レオにかつて敗北した準幹部、カナンとコアの状態で拾われたレオの兄弟、ヴァルゴの出会いが新たな波乱を生む今巻。―――今こそ見せろ、全てを守る新たな気概。 カナンの呪いと魔力が様々な事態を引き起こす中、レオが収拾のために駆け回り、かつての兄弟と向き合う今巻。兄弟の知らぬ成長を遂げ、更に仲間を得たと言う事で強くなったレオの輝きが光る、確かに一歩面白くなる巻である。戦いの先、皆がいる景色の中で浮かべた新たな願い。果たして、レオの兄弟は他にも生き残っているのか。新たな出会いはあるのか。 次巻も須らく期待であるべし。
  • リク@ぼっち党員
    2022/03/21
    ネタバレあり
    レオの兄弟が登場、だけどシュティーナの弟子に食われた感も。魔王軍強烈な奴しかいねぇな…。エキドナの苦労が容易に想像できる。変人奇人揃いな魔王軍と言っても人間との共存を目指しているし、利害の一致があれば助けもするので勇者の頃とあまり変わってない。レジストしたって心に刻まれてたってことだろうな。レオの目的もしっかり定まったことだし、今後の活動がどうなっていくか。
  • 有無(ari-nashi)
    2022/05/08
    相変わらず先達ぶった講釈を垂れるレオだが、魔王軍の改革がメインではないため内容がドラゴン狩り講座などファンタジー寄りで、ビジネス要素が薄れたのは残念。でも、前回と同じく物語の後半は、人の心を持つがゆえの己の存在意義や人生の目的などの話だった。1巻で得た仲間の存在の素晴らしさを感じ、新たな目標を見つけたレオ。その目標の内容も自分自身のためのもので良かったし、戦いの後のヴァルゴの言葉にレオの兄弟らしさを感じて良かった。レオにとって「勇者」という言葉が、以前のような呪いではなく指針として機能していたのが印象的。
  • 八岐
    2022/04/10
    ネタバレあり
    ★★★☆ 魔王軍と人類って不倶戴天の関係でもないんだ。滅亡の危機を救われたと言っても、あれだけあっさりと魔王軍を受け入れる事が出来るのは、それだけ下地があるって事なのだろう。エイブラッドの偉業だよなあ。復活のヴァルゴ、本来ならレオと争う理由はどこにもないはずなんだけれど、兵器としてではなく好きに生きた事の証をレオに求めたのは、他人じゃない兄弟だからこそなのだろう。正直デモンハートシリーズにこれほど人間味を持たせたかつての人類の科学者達の浪漫は素敵だ。彼らは本当にレオ達に希望を託したんだろうな。