キミの青春、私のキスはいらないの? 2

発売日 : 2021/12/10
この愛が、俺たちの見る世界と俺たちを変える。
『ねえ、黒木は私とどうなりたいの?』

 日野との関係性を変えたい、と思う。でも俺は具体的に彼女とどうなりたいのかわからない。日野が音楽を諦めていることに、なにも言えない俺は……

『キスをすれば、変われるのだろうか?』

 悶々と悩む日々、文化祭が迫るなか突然、軽音部の阿部から彼が結成したバンドを手伝ってくれと依頼される。しかも「一緒に日野を文化祭のステージに引っ張り出そう」なんて話になって……。
 青春という奇病に悩む拗らせ者たちが、華やかな文化祭の舞台で、陰で。本音を歌詞にたくして、気持ちをメロディに乗せて。

 ――今、叫び声を上げる。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 792円(本体720円+税)
  • ISBN: 9784049141016

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みんなのレビュー

  • 佐治駿河
    2025/03/16
    一言で言えば「青春」。まさしくその言葉以外無い。でもこの作品で描かれる「青春」は眩しすぎる。そしてこのレベルのモラトリアムが許されるのは、それなりに偏差値が高い学校ですね。中堅以下のレベルの学校ではこんな感じの青春にはならんだろう。もう一つ言えばラノベの出版社の中でこの作品の出版が許されるのは電撃文庫くらいではないかな?最近のスニーカー文庫やMF文庫ではちょっと合わないですね。メディアワークス文庫や他の一般文芸でも十分満足する作品だと思う。それでも私には刺さらない作品であった。ちょっと残念です。
  • 芳樹
    2021/12/11
    【BW】今回も青春節が大炸裂。自分は完璧ではないと認めた光太郎が、バンド活動を通じて変わりたい、日野を変えたい、と藻掻く今回。誰もが誰かによって変わっていく、そんな思春期を過ごす登場人物たちの葛藤や情熱が、躍動感と疾走感のある文章で綴られていく。とても心が揺さぶられました。主人公と同じ世代の読者にはものすごく刺さると思います。ぜひこの作品に触れてほしい。名作でした。
  • よっち
    2021/12/11
    日野との関係を変えたいと思いながらも、具体的にどうなりたいのかわからずに悶々と悩む黒木。文化祭が迫るなか、突然軽音部の阿部から結成したバンドを手伝ってくれと依頼される第二弾。なかなか変われない現状を変えるために歌詞を考え、日野にギターを習い始めた黒木。日野に変わるきっかけをもらったバンドメンバーたち、音楽を諦めている日野に対する複雑な思い。何とかしようと足掻く彼らを襲う予想外のトラブルがあって、それでも諦めない彼らの熱い想いが多くの心を揺さぶって、手繰り寄せてみせたその結末にはぐっと来るものがありました。
  • オセロ
    2021/12/15
    自分が完璧じゃないと認めた光太朗。そんな光太朗が日野との関係を変えたいと思い悩んでいたところ、文化祭でライブを計画している軽音楽に協力することに。 登場人物それぞれが抱える悩みがあって、その為に自分も変わりたいともがき苦しみながらも 簡単には変われない様子は心苦しかったですが、それでも諦めない光太朗に感化されて、自分自身が抱える“本質”に辿り着くまでの様子はまさに青春そのものだなと。素晴らしい青春物語でした。
  • のれん
    2021/12/14
    なぜ青春はバンドを組むのか。それはカッコいいから。 バンドの趣味絶対古いだろと思うが、この古臭さがなんとも胸に響く。やはりこれは青春を終えた社会人への作品なのだ。 でなければこんなにも真っ直ぐ閉塞感をぶち破れない。勉学が大事だと言われながら、それ以外に熱中した退屈な青春を知っているからこそ、あのライブに感動できる。 1巻でどうにもならなかった事に少しだけ足掻けた。それはヒロインに男を見せられたってことで、間違いなく人生の宝物だ。 空想の青春楽しめました。是非ザ・ブルーハーツ聞きながら読んでください。