キミの青春、私のキスはいらないの?

発売日 : 2021/06/10
高校生にもなってキスしたことないって病気じゃない?
完璧主義者を自負し、医師を志す俺、黒木光太郎は苦悩していた。
 完璧な人生にはキスが必要なのか……いや、恋愛もキスも俺を惑わせるものに違いない!

 そんなときに出会ったのは「誰とでもキスする女」と噂される同級生の日野小雪。ひょんなことからこいつと、「ある勝負」をすることになったんだが――

「ね、チューしたくなったら負けってのはどう?」
「ギッッ!?」
「あはは、黒木ウケる――で、しちゃう?」

 誰がキスなんか! と思いつつ。俺は目が離せなかったんだ。俺にないものを持っているはずのこいつが、なんで時折、寂しそうに笑うんだろうか。

 ――非リア、ヤリチン、陰キャ、ビッチ。
 この世には「普通じゃない」ことに苦悩する奴らがいる。
 だが――それを病気だなんて、いったい誰に決める権利があるんだ?

 全ての拗らせ者たちに処方する原点回帰の青春ラブコメ!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049135749

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みんなのレビュー

  • 芳樹
    2021/06/14
    【電子】「高校生で、キスしたことないなんて病気じゃない?」というツイートが発端となる本物語ですが、これは切っ掛けに過ぎません。無駄を廃して完璧を目指す主人公の光太郎と、無駄を愛する同級生ヒロインの小雪、そして一癖も二癖もある愛すべき友人たち、という思春期真っ盛りの登場人物たちが、苦悩と諦めと希望と前進する意志がごちゃ混ぜになって突き進む、まさに王道の学園青春物語でした。疾走感溢れる展開が堪らない。あの頃の僕らがここにいます。これは傑作!
  • よっち
    2021/06/10
    「高校生にもなってキスしたことないって病気じゃない?」そんな言葉に苦悩する完璧主義者で医師を志す黒木光太郎が、「誰とでもキスする女」と噂される同級生の日野小雪ととある勝負をする青春小説。小雪と出会って無意味でくだらない日々を過ごすうちに、彼女を意識せずにはいられなくなってゆく光太郎。幼馴染の純も絡めた友人たちとの放課後の時間も楽しくなっていって、誰もが複雑で繊細な思いを抱えるからこそ突然のすれ違いが半端なく寂しくて、みっともなくあがいてしまう彼らの奔走と迎える結末がほんと青春してるなあ…と眩しかったです。
  • アウル
    2021/06/12
    ネタバレあり
    完璧主義を自負し医師を志す主人公黒木光太郎は高校生にもなってキスしたこともないと言う事に苦悩していた、そんな時出会ったのは誰とでもキスする同級生・日野小雪でひょんなことから勝負をする事となる青春ラブコメもの。序盤はコメディ要素が強かったんだけれども話が進むにつれ青春要素が強くなっていったな。個性豊かなキャラも多くて読んでいて面白かったし、光太郎と小雪のなんでもない青春している様子がなんか眩しく感じたわ。
  • 佐治駿河
    2025/03/14
    感想は二巻(完結?)まで読んで書きます。
  • オセロ
    2021/06/11
    完璧主義者の黒木光太朗と無駄なことが大好きな日野小雪。そんな性格が真反対な2人が日野の提案で“黒木が無駄と思うことを楽しいと思ったら負け”という賭けを巡って互いの価値観を擦り合わせていく青春物語。 賭けを通じて黒木が何故完璧に拘るのか、そもそも完璧とは何なのかと自問自答する展開や、日野が無駄なことに執着するのかや、そんな日野が黒木に様々なものに意味のないものなんてないと気付かせていたという展開は読み応えがありましたね。次巻も楽しみです。