七姫物語

発売日 : 2003/02/25
感じる新感覚ストーリー
ある大陸の片隅。そこでは、七つの主要都市が先王の隠し子と呼ばれる姫君を擁立し、国家統一を目指して割拠した。
 その中の一人、七宮カセンの姫に選ばれたのは九歳の孤児だった。彼女を擁立したのは、武人のテン・フオウ将軍とその軍師トエル・タウ。二人とも、桁違いの嘘つきで素姓も知れないが、「三人で天下を取りにいこう」と楽しそうに話す二人の側にいられることで、彼女は幸せだった。 しかし、彼女が十二歳になった時、隣の都市ツヅミがカセンへの侵攻を始める……。
 時代の流れに翻弄されながらも、自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた新感覚ストーリー。 第9回 電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作品ついに登場!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 605円(本体550円+税)
  • ISBN: 9784840222655

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みんなのレビュー

  • 七色一味
    2014/04/18
    読破。妙に中途半端なところで終わるな、と思ったら、これってシリーズ物だったのか! まだ物語世界の一端を垣間見るだけのこの巻。このあと、どう物語は展開していくのか乞うご期待! というほど、次巻以降を読もうという盛り上がりに欠ける展開で…どうしよう。この後も読もうかしらん…。
  • seri
    2013/10/20
    「いいか、俺が将軍、コイツが軍師。お前がお姫様な。三人で天下を取りに行くぞ」これは一人の世界を知らない少女の物語。すごく透明感のある文章。カラスミを通して語られる世界は激動しているはずなのに、どこか水面に写る映像を見てるよう。これが三人称や違う人の視点ならこの話は全く別物になっていたはず。三人の関係も家族よりは遠く、でも主従ほど遠くはない。テンとトエも決して善人ではない、でも悪人とは言い切れない。その曖昧さが逆にリアルで。綺麗にまとまってるんだけど、不思議な読後感を残す話でした。
  • 幸音
    2015/10/16
    おすすめされて。東和と呼ばれる国の7つの主要都市の姫として擁立された孤児の空澄と、彼女をお姫様にした嘘つきな武人テンと軍師トエ。世界を知らない12歳の空澄から見る世界や、傍にいる人達との淡々とした関係性が心地よく、読んでいて面白い。後半の戦争開始までは日常パートが多いのに飽きなくて楽しい。空澄に名を教えない衣装役さんや、トウキビを甘くしすぎる護衛役ヒカゲも好きだ。トエの側仕え見習いカラとしてのパートも楽しめた。美しいクロハの正体に驚いた。シリーズ既刊全て積んでいるのでゆっくり読みたい。
  • ゆり
    2019/01/01
    十数年ずっと気になっていた作品。表紙イラストの青が美しくヒロインが可愛らしく心つかまれる。姫として担ぎ出された孤児の少女カラスミの視点から広がるわりとシビアな東洋風異世界ファンタジー。テンとトエのいかにもうさんくさく信用できないふたりとカラスミ、ヒカゲや衣装係さん達、嘘と知りながらそれでも確かな信頼関係で結ばれている、独特な感じがなんか面白い。案外したたかで真っすぐなまなざしをしているカラスミは今後どんどん成長していきそう。楽しみ。交感の儀式の場面が美しかった。
  • はんみみ
    2018/12/04
    初読み作家さん。物心はついているんだけど、知識は足りなくてわからない事は多いけど、理解出来ないわけではない、大人の中の子供の世界が不確かで面白かったな。