三角の距離は限りないゼロ 6

発売日 : 2020/11/10
僕と君と君の恋。選ぶことにした僕の、最後の恋の物語が始まる――。
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。そのどちらも選ばないまま過ごした甘い時間の終わりに、僕と彼女と彼女の、本当の恋が始まった。
 再び短くなっていく、入れ替わりの時間。二人といられるかけがえのない時間が、二重人格が、終わる――そんな予感に包まれるなか企画したクラス会で、秋玻と春珂はみんなに、自分たちの秘密を明かした。
「それでも、覚えていてほしいんだ」
 忘れない。いま僕の前にいる、どちらも間違いなく本物の、秋玻と春珂。でも僕のために、そして二人のために……僕は選択する。そして僕が二人の向こうに透かし見た「彼女」は――。
 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784049133066

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みんなのレビュー

  • よっち
    2020/11/10
    再び短くなっていく入れ替わりの時間。秋玻と春珂、二人といられるかけがえのない時間が終わる予感に包まれるなか、春珂が2年4組の解散会を提案する第六弾。矢野と一緒に実行委員になって健気にアピールする秋玻/春珂、そんな彼女たちに戸惑いつつ、どちらが好きなのかはっきりしなくて周囲に相談してみる矢野。矢野も秋玻/春珂も周囲との関わりが増えていって、解散会もまた三人の変化や成長を感じさせてくれてとても良かったですけど、クライマックスに向けてようやく矢野が見出した答えがどんな意味を持つのか、気になるところではあります。
  • 芳樹
    2020/11/18
    ネタバレあり
    秋玻と春珂それぞれでいられる時間が短くなり、いよいよ二重人格の終わりが迫ってきた。年度末を迎え、かけがえのない時間を過ごした二年四組の教室やクラスメイトとの別れを惜しむ春珂の提案により、解散会が開かれることになって…。過去に登場したキャラクターたちとの対話により客観的に自分の気持ちを確かめる矢野。彼が最後に秋玻と春珂の二人の向こうに透かし見た「彼女」は一体誰なのか。この切なく苦しいラブストーリーの行く末を、最後まで見届けたい。#ニコカド2020
  • 星野流人
    2020/12/16
    高校2年生の終わりに、クラスの『解散会』を企画するお話。二重人格の女の子、秋玻と春珂のどちらに恋をしているのか答えを出すために、矢野がいろいろな知り合いに相談する様子が描かれています。二重人格も終わりが近いということで物語もラストスパートに突入してきましたが、明確に終わりが見えていながらも矢野の中に新たなる謎が生まれるなど、最後の展開がとても気になるエピソードでした。自分もこの作品をここまで追いかけてきただけに、解散会のエピソードで振り返る1年間と、最後の秋玻/春珂の言葉には感じ入るものがありましたね……
  • まるぼろ
    2020/11/12
    さて今巻、秋玻と春珂のどちらかを選ぶ事になった四季だったが、高校三年生のクラス替えを前に春珂/秋玻の提案で二年四組の解散会をする事になり…というお話です。秋玻と春珂の入れ替わりの件もあっていよいよ終わりが見えてきた今巻でしたが、四季が精神的に落着きを見せて二人の事を考えている事もあってか、だいぶ安心して読む事が出来ました。ヒントはあったものの、解散会の会場についてはとても素敵な決着だったし良い解散会だったかと。そして三角関係の終わりが間近に迫った中で、四季が見た夢に出てきた少女は…、次巻も楽しみです。
  • ひかはる
    2020/11/17
    ネタバレあり
    今回もとても素敵な話でした。 付き合う前の距離感ってわからないよね…もどかしい… 二重人格の行く先も矢野の気持ちもどうなるのか楽しみだし怖い…三人に幸せになって欲しい…