ぼくたちのリメイクVer.β

発売日 : 2019/08/24
このラノ2年連続トップ10入りの人気作、スピンオフ企画始動!!
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社が倒産し、企画もとん挫して実家に帰ってきたが、目が覚めたらなぜか十年前に……戻ることもなく、偶然が重なり大手ゲーム会社、サクシードソフトに拾われることに。配属されたのは第13開発部。そこは開発とは名ばかりで実際は社内の雑用を担うサポートのような部署だった。クセの強い同僚だらけのそこで僕はとある没企画書を見つける。それは実現が難しいとして没にされたものだったが可能性に満ちていて――。「好き、だったんですけどね……。ゲーム、作りたかったな」「なんとかしよう、なんとかするんだ……っ」いま、ここからもう一度始める青春やり直しストーリー!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040659206

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みんなのレビュー

  • よっち
    2019/08/23
    会社が倒産した橋場恭也が偶然河瀬川と出会い、サクシードソフトのお荷物部署・第13開発部に拾われるもう一つの物語。どういう展開になっても恭也に絡んでくる河瀬川の使い勝手の良さというか、ヒロイン力みたいなものを感じる展開でしたが、雑務ばかりの第13開発部を業務改善して時間を作り出し、同僚理都子の企画アイデアを活かしながら仲間のやる気に火をつけ、企画を何とか成立させるべく奔走する恭也の場所を選ばない有能ぶりと、諦めない想いが熱いルートでした。しかし立ちはだかる常務もなかなか強敵で、これはこれで今後が楽しみです。
  • 芳樹
    2019/08/24
    ネタバレあり
    【電子書籍】もし橋場恭也が10年前に戻らなかったら、彼はその後どんな人生を送っただろう。そんなあり得た別ルートの物語。勘違いが結んだ河瀬川英子との縁でサクシードソフトに再就職した恭也。開発部門とは名ばかりの総務課的業務をこなす日々の中、同僚の桜井理都子が書き貯めてきた企画書に磨けば光る原石を見つけた恭也は動き出す…。本編とは異なる登場人物が織りなす、本編とはトーンの異なるエピソードはとてもワクワクしました!本編とのリンクもあるようで今後の展開が楽しみな作品です。
  • むっきゅー
    2019/08/29
    素晴らしい!好きなタイプの作品です。10年前にタイムスリップせずに、そのまま現代を生きる橋場の外伝的物語。4巻同様に河瀬川と同じ会社に勤務することになるが、配属されたのがごみ溜めのような職場、第13開発部。そこから這い上がるストーリー。本編同様に、もの作りに対する熱量がマックスなのはいい。しかし、社長の一人息子たる常務、こいつはヤバい。HxHのパ○ストンのような底知れぬ怪物。そんなのを相手に橋場はクリエイター魂を失わずに職務を全うできるのか。次巻に期待です!
  • まりも
    2019/08/25
    もしあの時過去に戻らなかったら… これはそんなIFの世界を描いた番外編。学生には学生の良さ、社会人には社会人の良さがある。無職のプー太郎から大企業の処刑部屋と呼ばれる窓際部署に配属となり、そしてそこで熱いクリエイター魂が炸裂する。権力闘争だとか、現実の世知辛さだとかそういった社会人に突き刺さるモロモロをぶっ飛ばそうとする恭也の手腕と根性を思う存分に楽しませてもらった。正直本編よりもこっちの方が好きかもしれない。河瀬川が完全にヒロインなのもポイント。今後は社内のドロドロとラブコメを同時に楽しめそうな予感。
  • ランドセル太郎
    2021/10/05
    ネタバレあり
    会社が倒産し絶望の最中にいた恭也。目が覚めると10年前に戻って…いるはずもなく、再就職を目指して面接を受け続ける日々。ある日、歩道橋で靴を脱いでいる女性を見つけ止めに入る恭也。しかしその人は、自殺など考えていなかった河瀬川で…。恭也の才能や周りの人材の優秀さが光っていたので、都合がいいと言えばそうですが、その周りの人材は会社の圧力で潰されていたので、そこから助け出す行動をした恭也がとてもかっこよかったです。しかし、最後の常務の意図はなかなか…。