三角の距離は限りないゼロ

発売日 : 2018/05/10
一人なのに「二人」な君と誰でもない僕の、トライアングルラブストーリー。
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社 刊)文庫部門 新作3位獲得の、いま一番切なく愛しい三角関係恋物語。
僕と「彼女たち」の不思議で歪な三角関係。その距離はどこまでも限りなく、ゼロに近づいていく――。

 人前で「偽りの自分」を演じてしまう僕。そんな僕が恋したのは、どんなときも自分を貫く物静かな転校生、水瀬秋玻だった。けれど、彼女の中にはもう一人――優しくてどこか抜けた少女、水瀬春珂がいた。
 一人の中にいる二人……多重人格の「秋玻」と「春珂」。彼女たちの秘密を知るとき、僕らの関係は不思議にねじれて――これは僕と彼女と彼女が紡ぐ、三角関係恋物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048938297

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みんなのレビュー

  • 黎明卿:新しきtakahiro
    2021/09/05
    ネタバレあり
    第1巻。二重人格の秋玻と春珂、偽りの自分を演じてしまう四季。3人を巡る三角関係の恋物語で、Hiten先生が描くイラストがアオハルチックなキラキラ満載で眼福🥰似たような悩みを抱える者同士の交流、春珂が秋玻を演じる学校生活がうまくいくように、四季は秋玻への恋を応援してもらうように協力関係に。秋玻と春珂の2人と過ごす時間の中で四季の秋玻への恋心と春珂への友情が複雑に揺れ動く心情、また秋玻と春珂の間に生じる問題……、まだ恋は始まったばかりだけど、二重人格の彼女との関係がどうなっていくのかが楽しみです✨
  • 芳樹
    2019/03/05
    ネタバレあり
    まずタイトルが魅力的。他人に合わせてキャラを演じ分けている矢野四季が、転校生水瀬秋玻に恋をした。いつも真っ直ぐで物静かな秋玻の内側には、もう一人優しくちょっとドジな春珂がいる。そう、彼女は二重人格なのだ。全く異なるタイプの性格を持つ彼女たちと、僕こと矢野の恋愛物語が始まる…。人格の入れ替わりを隠す手伝いをすることになった矢野が春珂との距離を縮める。春珂を大切に思いつつも、それを見て妬ましく思ってしまう秋玻の心が切なく刺さります。さて、最後に矢野はどちらと心を通じ合わせることができたのか…。
  • S.T.
    2021/03/26
    ネタバレあり
    数年以上積んでしまったこの本、ようやく読了(苦笑)。面白かった。前作『読者と主人公と二人のこれから』が好みに合ったのが購入理由だったんだけど、色々あってずーっと放置なのを読めて良かった。二重人格はよくある題材だけど、二重人格になった理由が解決された後の話で、それを使っての三角関係とはよく思いついたなあ。恋愛レベル1の男子と女子によるオーソドックスな青春恋愛もの。1巻では取り敢えず主役の二人が上手くいって終了。2巻以降主人公が存分に振り回されるのが示唆されるラストだな(苦笑)。気がつけば6巻まで出てるんだ。
  • まりも
    2018/05/12
    人前で偽りの自分を演じてしまう少年と二重人格の少女。これは2人の出会いから始まる物語。見事に心を撃ち抜かれた。不確かな距離から始まる三角関係。そんな素敵な青春恋物語となる今作。思春期の少年少女の揺れ動く心理を繊細かつ丁寧に描いた透明感のある文章。そしてHitenさんの最高に美しくて綺麗なイラスト。この2つがマッチしただけでもヤバいのに、歪なのに真っ直ぐでだから余計にもどかしい。そんな恋模様も見せてくれるんだからそりゃ文句なしに決まってる。これを読む為に今まで本を読んできた。素直にそう思える素敵な1冊です。
  • よっち
    2018/05/10
    過去の苦い経験から「偽りの自分」を演じてしまう高校生・矢野四季が、印象的な出会いを果たした物静かな転校生・水瀬秋玻に惹かれ、彼女ともうひとりの人格・春珂を支えるようになってゆく不思議な恋物語。しっかりものの秋玻と対照的な危なっかしい印象の春珂。状況的に春珂をフォローすることが多い四季と二人を見つめる秋玻の繊細な距離感がまた絶妙で、大切な存在なのにすれ違ってしまうやるせなさだったり、ごまかさずにきちんと想いをぶつけてゆく彼らの青春がとても良かったですね。終盤は挿絵の使い方も効いていて続巻が今から楽しみです。