スカートのなかのひみつ。

発売日 : 2018/05/10
男の娘も、女の子も、そこにはひみつを隠している――。
「面白いものが面白いものを呼ぶんだ。考え方一つで世界が変わる」
高校で同じクラスの八坂幸喜真は、その名の通り“好奇心”に足が生えたような男だ。

謎の棒、植木鉢、そしてボレロ。アイツの行動はいつも何がなんだかサッパリ。
でもそんな“八坂らしさ”が起こすある奇跡のことを、その時の僕らはまだ知らなかった。

「天野、俺たちは飛べるんだ。希望があれば俺たちはどこまでも飛べる!」

世界一の女装アイドル、赤いラインカーの美少女、そして時価八千万円の……タイヤ??
足下を吹き抜ける“蛇の息”が僕(わたし)と私のひみつをさらけ出した時、八坂と“あの子”の愛の物語が幕を開ける――。

第24回電撃小説大賞≪最終選考作≫よりお届けする、初夏薫る疾風青春グラフィティ!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048938280

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みんなのレビュー

  • ましゃ
    2018/06/10
    なかなか際どいタイトルですよねぇ…安心して下さい、男の娘モノですよ(いや、それもどうなの…)。内容は女装男子をポジティブに描いた青春モノです。ここ最近のラノベの青春モノではかなり好みな作品。2人の人物を中心に描かれ、個性的なキャラと突飛な行動に少し置いてけぼりをくらいつつも、作品としてこういう事だったのか、と理解した時は先が気になり読むのに夢中になった。「挫折は癖になるぞ」…しかし、そんなものは執念があれば乗り超えられる!全力で挑んでいく姿に力をもらえます。本書は正に友情と恋愛、刺激に溢れた青春小説です。
  • まりも
    2018/05/13
    好奇心に足が生えた男・八坂幸喜真と女装少年たちによる青春群像劇ここに開幕。考え方1つで世界が変わる。それを体現するかのように自分たちの想いに真摯に、そして全力で向き合い、青春を駆け抜ける。そんな彼らの姿に圧倒され、一気に心を持っていかれた。確かにその姿は一見するとふざけているように見えるかもしれない。だけど本人たちは大真面目であり、だからこそ余計に心惹かれるものがある。そんな若さ溢れるエネルギーと情熱に満ちた楽しくて面白い1冊。勇気と元気をお裾分けして貰った気分。メッセージ性があって面白い本って良いよね。
  • よっち
    2018/05/15
    同級生の八坂幸喜真に触発された女装男子の天野翔が、彼のプロデュースで女装に目覚めたメアリーと共に女装アイドルを目指す青春小説。病院にいる「あの子」のために女装アイドルを目指すことになった天野翔視点と、丸井宴花との出会いから人生が変わってゆく広瀬怜視点の二つの物語が交錯する展開はぐいぐい読ませるだけの勢いがあって、物語を牽引する目をそらせない八坂の圧倒的な存在感と、「あの子」への献身的で不器用な熱い思いがその心を揺さぶって、伏線を回収して収束してゆく物語が見せてくれたその結末にはぐっと来るものがありました。
  • もも
    2018/06/01
    最後まで読んで、なるほどこういう事だったのか!と色々納得。ちょっと不思議な物語だなって最初は思っていたのですが、最終的には青春って感じでしたね。どのキャラも魅力的ですが、やっぱり八坂幸喜真が一番印象強い。最高に変なやつ?なのにいつも全力で、恋する姿は何だか微笑ましいし、それでいてめっちゃかっこいい‼︎こんなキャラ見たことない!面白かったので作者さんの次回作も楽しみです♪
  • むっきゅー
    2018/06/04
    暑苦しいほどの青春群像劇でした。なにせ、体重100kgの巨漢・八坂と、女装男子の天野、メアリーコンビが女装アイドルを目指すという、ハチャメチャな物語だからな。それと平行して、丸井・新井田・広瀬の女子三人組の奇妙な計画が進行する。この二つの物語が一つに交差するとき、驚くべき真実が見えてくる。面白いなこれ。印象として、とにかく八坂というキャラクターが濃すぎて、純情すぎて、インパクトありまくりでした。そして、熱いラストシーンに感動しました。