できそこないのフェアリーテイル

発売日 : 2018/02/10
できそこないの少女と少年が綴る、妖精を巡る冒険譚。
灰色の街で、少女と出会った――。
できそこないの少女と少年が綴る、妖精を巡る冒険譚。

妖精に春を盗まれた街、ベン・ネヴィス。この常冬の街で灰色の生活を送っていた少年・ウィルは、妖精語りの少女・ビビと出会う。
「フェアリーテイル……か」
「妖精に盗まれたの。私の大切なもの。私、それを取り返したい!」
どこか似たところのある二人は引かれあい、お互いの“失われたもの”を取り戻す旅に出ることを決めたのだった――。
これは、できそこないの少女と少年が綴る、妖精を巡る冒険譚。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784048936170

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みんなのレビュー

  • まりも
    2018/02/12
    半人前のフェアリーテイルの少女と、才能を失った劇作家の少年が綴る物語ここに開幕。この物語の主役は文才を盗まれた少年と、恋をする気持ちを盗まれた少女。どこか似たところのある二人が妖精を巡る旅をし、想いを深め、惹かれ合う姿を描いた今作。それはおとぎ話のように優しくあたたかくて、時に切なく儚い。そんなとても素敵な物語となっており、胸にグッときました。多少粗い部分もあるけど、妖精と人の心と愛をこんなにも綺麗に描いてくれたんだから、それだけで十分満足出来る。マスコットキャラの妖精も可愛くて良いね。これは良い1冊だ。
  • もも
    2018/03/20
    妖精に盗まれたものを取り戻す為に旅に出るウィルとビビ。最初はちぐはぐな2人、物語にも少し物足りなさを感じたのですが、ラストでその考えは一変。清々しいハッピーエンド、そして新たな物語の始まりを感じました。読み終えて、あぁ自分はこういうものを読みたかったのだな、と。心が満たされました。とはいえドナンソンたちの存在をもっと前に出して欲しかったかなぁ。残念に思えてしまうところもある本作ですが、心があたたまる、読んで良かったと思える作品でした。前作を読んでみたくなります。もしあるのならその後の話も読みたいですね。
  • たこやき
    2018/03/31
    目に見えないものを奪っていく「妖精」。妖精にそれを奪われたウィルとビビの旅。各編、それぞれ、色々な「事情」を描きつつも、世界観、雰囲気に統一性があり、なおかつウィル、ビビ、双方の話を積み重ねていくので非常に読みやすい。各エピソードで積み重ねられた二人の関係性。その中で、しばしば出てくる二人の交換日記。それが見事に最終編でつながってのハッピーエンド。すごく満足感の高い読後感を得ることが出来た。
  • ホシナーたかはし
    2018/02/26
    以前似たような物語を読んで、忘れかけた頃にぽっと出てくるような御伽話。でも嫌ではありません、むしろ面白かった。最近のラノベと違って、ご都合主義なエンディングになっていないところや、登場人物紹介に女の子がビビだけ、てのも珍しくてとても良いです。続きあるならドナンソンとスターゲイザーの正体?をさぐってほしいです。
  • ツバサ
    2018/02/16
    前作同様、旅物語。文章も読みやすくなりました。妖精が好きな人には堪らない作品です。どうして、何か欠けてるものを見つけようとするのは美しいんだろう。