嫌われエースの数奇な恋路

発売日 : 2017/09/08
これは「嫌われエース」と 呼ばれた俺のひと夏の出来事。
五〇人である。
 前年の甲子園予選で決勝戦まで残った結果、北条館高校の女子マネ志望者は爆発的に増加した。
 その決勝戦敗北のA級戦犯にして今は男子マネとなった押井数奇、通称「嫌われエース」は五〇人全員を門前払いしようとするが、一人だけ残った強者がいた。
 蓮尾凜。ぱっと見は深窓のお嬢さんな美少女ながら、強気で不遜で唯我独尊。そしてどうやら過去になにか因縁があるらしく、やたらと数奇に構ってくる。
 そんな凜と一緒に、数奇はチームを甲子園に導くべく奮闘することになるが!?
「嫌われエース」と変人美少女が織りなす、笑いと感動のさわやかストーリー!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784048933353

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みんなのレビュー

  • よっち
    2017/09/08
    前年甲子園予選決勝まで残った結果、爆発的に増加した女子マネ志望者。決勝戦敗北のA級戦犯で今は男子マネとなった「嫌われエース」押井数奇と門前払いされる中で一人だけ残った強者・蓮尾凜が織りなす青春小説。難しい状況であえて男子マネとして部に残った数奇と、彼に因縁があるらしく何かと張り合う凜。少しずつ変わってゆく状況と諦めない不器用な数奇の頑張りがあるからこそ、ままならない現実にはもどかしい気持ちにもなりましたが、そこからの彼の頑張りと葛藤もまた青春の1ページで、これはこれで良かったのかなと思える青春物語でした。
  • そのぼん
    2017/10/29
    試合中の怪我のため野球が出来なくなり、野球部のマネージャーをすることになった男子高校生が主人公の物語。そこに、新たに個性的な女子マネージャーが加わることになって…。選手目線ではなく、敢えてマネージャーをしている少年の目線で物語が始まっていったのがよかったかなと思いました。悪くはなかったです。
  • 中性色
    2017/10/01
    ローカル役満しか思い浮かばない。まっとうな青春ストーリーといったかんじで、それ以上でも以下でもないという感じ。あくまで戻ったりとかどうかとかの話ではないので、そこだけ気を付ければ。あと、二人での話とそれ以外が独立気味でいつのまにか進んでたとかもあったりする。がまぁ、出来そのものが悪いわけじゃないので。というか監督とか顧問とかいないのか。個人的には楠といおりんが好み
  • KUWAGATA
    2017/09/11
    非常に良かった。こういうお話は大好きです。いわゆる部活挫折系ですが、主題はずっとラブコメ寄り。そしてとにかくヒロインの凛が最高に可愛い。なんだこのクーデレ(自虐もあるよw)は、オレまで惚れてしまいそうではないか笑 このヒロインだけで十分勝てる。素晴らしい! そして部活方面については、単純な挫折からの復活という展開じゃないのが、逆にリアルで良かった。復活しなくたって、みんなを支えることはできるし、決して負けたことにはならない、そんな思いが伝わってくるかのようだった。もっとこんな作品が増えんかな~。
  • 真白優樹
    2017/09/11
    甲子園予選の敗北の原因となりマネージャーになった少年が、マネージャー志望の謎の少女と出会い始まる物語。―――例え嫌われていても、やりたい事がある。事情は確かにあった、全てを賭けて未来すらも閉ざされた。それでも尚、前に進もうと不器用でも頑張り続ける少年の姿が青春の風を香らせるこの物語は、文字通り直球勝負、ど真ん中真っすぐストレートの青春に近い物語であり、あの日過ごした青春の風を再び感じたい読者様には大手を振ってお勧めである。さて、数奇なこの青春は爽やかな風と共にどこへと向かうのか。 次巻も楽しみである。