フラッグオブレガリア 青天剣麗の姫と銀雷の機士

発売日 : 2017/06/09
幼き日の記憶を胸に、少年は姫の機士となることを誓う――。
隣国との激戦が続く、古都クシュールリンド。各地から集まった兵士と、人型古代兵器≪対竜単騎≫がひしめき合う。 この地に、激励に赴いた戦姫アルトーネは、戦闘で片腕を失った一人の少年と出会った。名をイナヅチという彼は、姫と共に戦いたかったと無念を吐露する。
 その夜、姫のために祝宴が開かれるのだが、賑わいに紛れ、シンミルドという女系一族の姿も。彼女たちの目的は、古都で発掘された≪対竜単騎≫を奪取し、姫の命を奪うこと。
 姫に凶刃が迫る中、突如銀雷を放つ対竜単騎が現れ、窮地を救う。その巨人の中から現れたのは、かつて見た少年の面影を持つ銀髪の少女だった。
 二人の出会いは、青天の霹靂だったかもしれない。だがそれは、運命の出会いだったのだ。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048927611

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みんなのレビュー

  • 尚侍
    2017/06/16
    面白かった。デビュー作ということで粗い部分もありましたが、自分の描きたいテーマをしっかり描き切ったというのが強く感じられたので、気持ちのいい読後感を味わえました。また、主人公の設定がうまく練られていて、新兵として参戦したところからどうしてそこまで成り上がることができたのかというのがきちんと説明できていたので、話の展開に無理がないのもよかったですね。その一方でロボットに関する設定がややわかりにくく、戦闘シーンが淡白に感じられたので、今後はキャラだけでなく場面設定にも力を入れるともっと面白くなると思います。
  • HANA
    2017/06/28
    ファンタジの戦争もの。最初から全開という感じで面白かった。戦争の理不尽さとファンタジ性が上手く繋がっていた感じ。結構まさかの展開が多くて次が気になる感じなのも良かった。次も期待。
  • 真白優樹
    2017/06/11
    兵士と古代兵器が犇めく戦火が長く続く古都で、戦場に生きる姫がかつて無念を吐いた少年に似た少女に出会い始まる物語。―――想い犇めく戦場に掲げよ、夢を掲げしその御旗。救いすらない戦火が渦巻く戦場に誰かの熱い想いが響き渡るこの物語は、容赦のない世界観の中に響く、誰かの譲れぬ想いが光を放つ物語であり、その輝きが目を引き、心を揺さぶる物語となっている。戦場に生き、散るまで戦う事を自らに課す姫。その姫に夢を預け、騎士として戦う事を決めた少女。二人の戦場は、この先どんな戦いへ向かうのか。 次巻も楽しみである。
  • リク@ぼっち党員
    2017/06/10
    数奇な運命に導かれし少年の英雄への道のり。序盤から容赦のない展開で戦場の救われなさが際立っていた。万を犠牲に百を救うことを求められる世界で生きていくことを選んだ戦士たちは、恐ろしく、それでいて美しい。 終盤はアルトーネを救うというイナヅチの強い意志が伝わってきた。上手くいきすぎな感もあったけど、誰かを思う気持ちは逆境を覆すということか。
  • nishiyan
    2017/10/23
    戦姫アルトーネに憧れていた少年イナヅチは16歳となり、志願兵として戦場へと赴く。命は助かったものの重傷を負った彼の元に慰問と激励に訪れた姫がやってくる。彼は姫に無念を吐露する。その夜に開かれた祝宴に姫を付け狙うシンミルドという一族が襲撃してきて…。ロボットものであるのだが、ロボットの戦闘よりも対人戦の方が血なまぐさく、念入りに描写されている。テーマとしては復讐と戦争と愚かさといったところかなと思った。姫にユキツル、シンミルドのハクヨウと女たちの戦いだからかイナヅチの設定がああいうことななったのかな。