リア充にもオタクにもなれない俺の青春

発売日 : 2017/09/08
リア充は読むな、オタクも読むな。これは俺たちの青春だ!
一奈々子。オタク女子。3ヶ月ごとに「嫁」が変わるタイプの絵師。おどおど小動物系の美少女。口には出さないけど、俺は密かに≪イナゴさん≫と呼んでいる。
 上井恵久。リア充女子。カラオケでタンバリン叩いてた人。いつもいい匂いがするクール系の美少女。こっちも口には出さないけど、俺は密かに≪ウェーイさん≫と呼んでいる。
 クラスこそ一緒だけど、イナゴさんも、ウェーイさんも、俺とは別世界の住人だ。リア充でもオタクでもない俺は、きっと深いかかわりを持つことなく終わるんだろう。
 ……そう思っていた。
 あの夜、あの公園で、あんな秘密を知ってしまうまでは。
 2017年、オタクがメジャーになりすぎた時代。何にもなれない「俺」たちに贈る、新・青春ラノベ開幕!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 693円(本体630円+税)
  • ISBN: 9784048659536

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みんなのレビュー

  • よっち
    2017/09/08
    覇権にこだわるオタクたちについていけず、リア充のやりとりもまた面倒くさいと感じてしまう中途半端な荒川亮太が、公園である事件に遭遇しいろいろ巻き込まれてゆく青春小説。いかにもリア充っぽいメグと、自らがかつて決別したオタ仲間の一人だと思っていた奈々子がそれぞれ抱える密かな想い。一見対極に思えるオタクとリア充を突き詰めてゆくと、避けられないのはそのどうにも面倒な窮屈さで、それでも居場所を大切にしたい彼女たちの切実な想いに応えてみせた亮太の解決法には苦笑いでしたが、こういうのもありかなと思えた興味深い物語でした。
  • まりも
    2017/09/10
    リア充にはなれず、オタクでもない。そんな中途半端な少年がどちらの陣営に属するか悩み、関わっていく事になる話。うーん、正直言うと期待してたほど面白くは無かった。オタクでもリア充でもない。いわゆるキョロ充という存在。あれくらいの年代だからこその悩みや同調圧力みたいなものはリアリティがあって中々良かったし、あぁいう息苦しくて窮屈な感じも、ある意味学生の青春模様らしくてよかったと思う。ただ所々に見られる偏見の強さにはちょっとゲンナリしました。まぁ、そういう毒も含め楽しめるなら意外とアリな作品かもしれない。
  • 芳樹
    2021/11/08
    リア充であり続けるためには嘘を付くことも辞さない。オタクであり続けるためには「覇権」に乗り続けなければならない。自分はオタクだと思っていた主人公・亮太が実は真のオタクではないことに気付いたので、リア充になろうとするも、そちらはそちらで気苦労が絶えない。結局、どちらにもなれない半端者だった。でも、そんな『中途半端』な状況だって『青春』は出来るのだ、というお話しで、リア充&オタクの定義にとても興味深く、面白く読み進めることができました。三ヶ月契約の後はどうなるのか。続きが楽しみです。
  • 中性色
    2017/09/28
    たぶん、両方で使えそうな挨拶はやっはろーだと思う。多少味付けは濃いめだけれど作中にもあるように、今のオタクって作品が好きというより、作品が好きな自分が好きという類が大半なんだよな。まぁ、それは逆側もそうだけど。それをうまいこと描かれている作品。だんだん素になってくオタヒメさんの反応が笑える。ただ、いろんな意味で一発ネタだし消されないだろうか。個人的にはメグが好み
  • アウル
    2017/09/09
    ネタバレあり
    オタクにもなれなく、リア充にもなれないキョロ充な主人公がどちら側に就こうかと右往左往する話。個人的に面白さとしては普通といった所だった。最後の問題の解決方法はいろいろと問題はあるだろうが本人達が良いならアリだろうな。まあ、正味な話、周りに迷惑かけないのであればオタクであろうがリア充であろうが本人が楽しければどちらでもええのではないかと。人生楽しんだもん勝ちやし。