霊感少女は箱の中

発売日 : 2017/01/06
鬼才・甲田学人が贈る、学園現代ファンタジー開幕!
「おまじないを誰かに見られたら、五人の中の誰かが死ぬ」
銀鈴学院高校に転校してきた少女・柳瞳佳。前に心霊事故に遭遇し退学処分となった瞳佳だが、初日から大人しめの少女四人組のおまじないに巻き込まれてしまう。
人が寄りつかない校舎のトイレにて、おそるおそる始めたおまじない。人数と同じ数を数え、鏡に向かって一緒に撮った写真。だが、皆の画面に写っていたのは、自分たちの僅かな隙間に見える、真っ黒な長い髪をした六人目の頭だった。
そして少女のうちの一人、おまじないの元となる少女が、忽然と姿を消してしまい……。
少女の失踪と謎の影が写る写真。心霊案件を金で解決するという同級生・守屋真央に相談することにした瞳佳は、そこで様々な隠された謎を知ることになる──。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 715円(本体650円+税)
  • ISBN: 9784048925419

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みんなのレビュー

  • まりも
    2017/01/08
    銀鈴学院高校に転校して来た少女・瞳佳が、転校初日から大人しめな少女4人組のおまじないに巻き込まれる事で始まる学園心霊ファンタジー。いやはや、流石は甲田先生。学園という一種の閉鎖社会を舞台にしているだけあって、かなりエグ味が効いてるわ。閉鎖された世界で出来上がる人間の醜悪さとホラーファンタジーの怖さ、この2つが絶妙なバランスで噛み合う事で作者さんの持ち味が良い感じに活かされてますね。グロ描写は控えめですが、凄味が一切損なわれてない辺りも流石。箱に囚われた2人と交霊会の今後が気になるし次巻も楽しみです。
  • 翔(かける)
    2018/04/04
    積読消化と侮ってはいけなかった。安定の甲田学人さん。『missing』以来の学園もの、おもしろくてあっという間に読了!前シリーズで打ち切りとなった『ノロワレ』は、ちょっぴり読みにくかったので驚いてます。美少女×心霊現象×学校の取り合わせがいいのかしら?日本昔話をベースにした『missing』、グリム童話の『断章のグリム』ときて、今回は西洋の心霊交流会。また甲田さんの描くメルヘン(笑)を追うことになりそうです。守屋の持つ謎のキャビネットと瞳佳の霊媒体質ミーディアムが、どんな化学反応を起こしてくれるか楽しみ。
  • そのぼん
    2017/02/21
    とある事情で転校を余儀なくされた少女が主人公の物語でした。転校した学校で、クラスメートにチェーンメールを送られたことから恐ろしい事件に巻き込まれて・・・。。相変わらずオカルト色が強く、夜中に読んでいると怖さが倍増しました。シリーズ化されるのなら、次の巻も読んでみたいと思いました。
  • アウル
    2017/01/07
    ネタバレあり
    甲田学人さんの新刊はMissing以来の学園モノ。前の学校を退学となったヒロインが転校初日から少女4人組のおまじないに巻き込まれることから話が始まる。相変わらずホラー的な怖さ、肉体的な痛みを連想させる描写が凄い、読んでる最中ゾクゾクしながらも読むのが止まらなかった。主人公とヒロイン二人とも囚われているが果たして救われる時はあるのだろうか。後はこの作品がシリーズとして続いてくれる事を期待しよう。
  • 日奈月 侑子
    2017/01/24
    個人的に、今回の作品もドストライクの一言でした。ノリがとてもMissingに近くて懐かしい感覚になりました。今回も本当良かった…。甲田さん曰く「今回の作品はメルヘン」らしいですが、確かに全体的に漂う雰囲気は幻想的で線が細いというか、挿絵効果もあるのかも知れませんが、淡い色使いの印象。 今シリーズの主要登場人物が全員物凄く気に入ってるので、途中で抜けたりしない事を祈りたいですが、まあ……多分難しいような気がします。那琴が特にお気に入りです。 真央と瞳佳の共通要素を見るに、この二人の結末も最後は切なくなりそう