ステ-ジ・オブ・ザ・グラウンド

発売日 : 2016/08/10
全力じゃなきゃ始まらない、復活をかけた野球少年たちの夏!!
「お前とまたバッテリーが組みたいから、俺はここに帰ってきた」
復活をかけた熱い夏が開幕する!!

横すべりな人生……挫折した青春……幼馴染みの渚にもあきれられ、悪友の卓と不毛な日々を送る楠田幸斗。
そんな幸斗も一度だけ、夢に燃えたことがあった。小学生時代に結成した野球チームに、燦然とエースが現れたのだ。剣の誰にも打つことができない強烈なナチュラルスライダーは、彼らに夢を見させた。だが夢は夢のまま、あっさりと剣は転校……かくして、チームも自然消滅。そして、ただ腐っていくだけの高校生活が待ちうけていた。
しかし、ある日――『幻のエース』が、帰ってきた。
野球は『もういい』はずなのに……突然のエースの帰還が、幸斗のくすぶっていた野球への情熱に小さな火をともす――。
忘れていた熱い心を呼び覚ます、蒼山サグ渾身の野球小説がここに登場!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048922487

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みんなのレビュー

  • よっち
    2016/08/11
    少年時代の突然の相棒喪失で、幼馴染の渚にも呆れられ、悪友の卓と不毛な日々を送る楠田幸斗。そんな彼のもとに突然その佐原剣が再び転校してきて、バッテリーを組むために野球部に加入しようと奮闘する物語。怠惰な日々を送っていても、もう会えないと思っていた相手に「お前とバッテリーを組みたいから戻ってきた」とか言われたり、小さい頃の仲間たちが再集結とかそりゃ燃えますよね(でも身体はついていかないみたいなw)ベタだけど今後に期待したくなる泥臭くとても熱い展開でした。ツンデレでチョロインな幼馴染との今後もとても楽しみです。
  • まりも
    2016/08/11
    かつて野球に青春の汗を流していた少年達が、再び夢に向かって走り出す姿を描いた青春スポーツ物語。どうした蒼山サグ!? 小学生女子が登場しない、男たちだけの熱血青春物語を書くとか、作家としてブレたのか?最初はそう思いながら読んでいたけど流石はサグ先生。青春の汗を流す男達の最高に熱くて、最高にカッコいい姿、そして爽やかな読後感と十分楽しませてもらいました。鬱屈とした序盤があったからこそ、その後の展開が映えるのも素晴らしいですね。果たして彼らはこれならどんな青春を過ごすのか。次巻が出たら読んでみたいです。
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2017/02/26
    この方確か「まったく小学生は最高だぜ」の人じゃないでしょうか。電撃文庫には珍しいトンデモ要素なしのまっとうなスポーツ少年小説でした。却ってそれがびっくり。故にちゃんと次の巻が出るのかが怖い。閉塞感溢れる地方都市、小さなコミュニティ故の疎外感。腐りかけた大人達の秘密。そして子ども達。何となく終わってしまった夢、何となく潰えてしまった情熱、だけど何となくなだけで完全に消えてしまった訳ではないから。心の底でちろちろしている熾火は知っていた?炎の温度はやはり熱いんだ。あえて私も言いたい「まったく高校生は最高だぜ」
  • 中性色
    2016/08/15
    ある意味時期ネタか。しかし、ロウきゅーぶと同じだけどスポーツ部分書かせたらやっぱうまいなこの人。しかもそれをワンマンプレーでどうにかするわけでもなく、しっかりと理詰めでかつ司令塔となる捕手を主人公に置いたこともプラスだと思う。ただ、作者の毛色とはいつもとは違う作品だし、読後感から個人的にはあえて単巻にした方がいい気がする。あと、おっさん達の無駄な年齢設定は必要なのか。それとその球種を挙げるなら潮崎じゃないのか
  • ツバサ
    2016/08/11
    くすぶった男達(+女1人)がかつて憧れていた奴と再開して立ち上がる話。小説では表現しづらいと思う野球がテーマで心配だったけど、上手く表現されてて分かりやすかった。錆びた身体と心を持ってても、本気になれるものがあるなら錆は落とせる。何か迷いを持ってる人が読めば元気が出そうな、人の心に訴えるような作品でした。とても面白かったから是非続いてほしいです。あと、蒼山サグ先生はJSを描かなくても面白い作品を書けると証明されたような気もします。