最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリ-チェの弱点 その名は『ぶ-ぶ-』

発売日 : 2016/03/10
『禁書目録』の鎌池和馬が贈る、異色ファンタジー!
恋もバトルも色々こじらせた【剣聖女】。
唯一の特効薬は、まさかのぶーと鳴くあいつで!?

そこは剣と魔法の異世界、待つのは巨大極まる地下迷宮。
呪文や魔法陣よりはるかに馴染みのあるゲームライク方式で、魔法を管理し最強の座に上り詰めたベアトリーチェは、だが悩んでいた。

「ぶごごーっ!! ぶしゅるるる……むにゃむにゃ……」
「ぶっ、ぶーぶー! ストップ、すとーぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぷ!! 潰れる潰れる!? こっ、この状況は、私の、あっ、愛が試されているとでも言うの……!?」

お昼寝ひとつで、かようにカンスト組の【剣聖女】さえ振り回す伝説の男『ぶーぶー』の正体とは。
あとなんか四ケタ級巨大ドラゴンとか偉そうなご長寿少女とか出てくるけど、全体的にどうするどうなる異世界交流!?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048658270

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みんなのレビュー

  • 神太郎
    2025/05/15
    この「なんかなろう系かな?」と思うくらいに全部をタイトルで紹介しちゃえな感じが刊行時辺りから流行り始めたような気もします。徹底的な異世界ものかと思いきや現実パートが差し込まれるので、異世界と現実世界を行き来しつつ、異世界の情報が現実世界で何かしら影響を与えていく…というのが今後の展開になっていくのでしょうか?ぶーぶーとベアトリーチェの友情が今後どういう展開になっていくのか。相変わらず真早さんのカラー絵は肉感的ですね。
  • Yobata
    2016/03/10
    ゲームに似た異世界グランズニール。そこでレベル99でカンストした剣聖女ベアトリーチェには頭が上がらない男がいた。その名はぶーぶー。2年前にはぬいぐるみサイズだったオークのぶーぶーだが今では大きくなり、ベアトリーチェを振り回し…。「インテリビレッジ」コンビの新作。さすがかまちー、仕事が早い。終わってからすぐだし,別シリーズも続けながらも新作とは…。新作はファンタジー世界で設定も割と簡単めだけど、現実世界との関係性の戦争論やぶーぶーの生い立ちといった深さや思考性があるのはかまちーならでは。ベアトリーチェは→
  • アウル
    2016/03/11
    ゲームの話かと思ったら異世界の話かい。異世界で得たデータを人間世界に持ち帰り意図的に間違った技術革新を促そうとするヒロインとぶーぶーの友情?話。個人的にはベアトリーチェとぶーぶーのバトルシーンは熱く面白かったが全体的な評価としては微妙といった所かな。種族の壁関係なく輪を広げていくのはいいけど世界規模の話に巻き込まれるのがう~んといった感じ。
  • サキイカスルメ
    2016/03/16
    これまでのシリーズと比べたらシンプルなような気もしないでもないかなぁ。剣と魔法の異世界でレベルカンストしているベアトリーチェと原住民のイベリコオークぶーぶーのお話。まず小さい時のぶーぶーが、もうギュッとしたくなるような愛くるしさでした。あんなに大きくなるとは……。でも再会してからは、ぶーぶーカッコよかったですね。人間から恐がられるのが怖かったのに、ベアトリーチェの為なら迷わず突っ込んでいくとか男前。よくわからないけどとにかく熱いのが鎌池さんのシリーズだなぁと。
  • サエズリ割津
    2016/03/11
    かまちーじゃなければおそらく買わないであろう長文タイトル+異世界もので、いつも通りの読みづらさはあるものの、そこそこ面白かった。異世界ものでありながら、元の世界と行き来して異世界の情報を守るという着眼点が面白い。自分のことを頭が悪いと卑下しながらも、友人であるベアトリーチェを守るため彼女と戦うことのできるぶーぶーが典型的なオークに抱くイメージとは異なり主人公然としていたのも、かまちーなりの「ひねり」なのかな。ベアトリーチェも種族分け隔てなく接する仲間の思いのいいキャラでした。イラストもよかった。