イグニッション・ブラッド 暁の英雄

発売日 : 2016/02/20
人類の存亡をかけた戦場で、若き英雄の銀刃が閃く――!!
かつて吸血鬼と呼ばれた種族〈至高の血族〉――彼らに対抗する部隊エクイテスに所属する十影は、圧倒的な戦闘力をもって至高の血族を畏怖させる若き英雄だった。だが、異端の少女との出会いが彼の運命を一転させる!

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みんなのレビュー

  • まりも
    2016/02/21
    吸血鬼に支配された世界で、「暁の英雄」十影が、両陣営に狙われるクォーターの少女・ペスティと出会うファンタジー作品。世界観や物語の展開などは王道そのもの。バトルに関しても、ちゃんとやれてると思うし、ラブコメ要素もあるので、安心して読む事が出来ました。ただ、地の文に違和感があったり、キャラの掘り下げが弱かったりと残念な点も多かった気がします。王道的で分かりやすいところは良いんですが、それだけだと他の作品との差別化が難しいんじゃないかと。悪くはなかったので、作者さんには今後も頑張ってもらいたいですね。
  • よっち
    2016/02/19
    人類がかつて吸血鬼と呼ばれた種族“至高の血族”と地上の覇権を争う世界で、対血族部隊に所属する「暁の英雄」十影が、彼らと人間のクォーターである異端の少女・ペスティと出会う物語。世界観や構図はわりとシンプルで分かりやすく、熱い主人公とポンコツ美少女ヒロインに噂と実際にギャップのある少女という三角関係や、無理のない王道展開は最後まで安心して読めました。普通の人であるがゆえに二人のために奔走する役割が回ってきてしまうクインの不遇ぶりや、ところどころで引っかかる地の文はやや気になりましたが、今後に期待ということで。
  • ツバサ
    2016/02/25
    王道な展開だけどそれが良い。主人公の十影とヒロインのペスティが共に自分の居場所を手に入れようとしてるから惹かれ合うのも無理はないか。その間に入るサブヒロインのクインが良いキャラしてて良かった、他の作品だったらヒロインになれたんじゃないかな(無慈悲) 十影、ペスティ、クインの三角関係の行方や、ゲスの極みユキオが今後何やってくるのか想像が膨らみます。続刊?新作?どっちでも買うと思います。あいつあいつ。
  • 真白優樹
    2016/02/20
    未来の先、吸血鬼と戦う人類の中、英雄の少年とクォーターの少女が出会い始まる物語。・・・屍山血河の上にしかおれぬ少年と居場所を探す少女、その邂逅は何を齎すのか。うん、超王道といった感じであり基本的な要素は全部抑えていると思うのでいい感じに楽しめた。敢えて鞭でぶっ叩くなら人間の少女の目立ちが少し弱い部分と初っ端からボスの格が凄まじい部分だろうか。・・・展開としてはいいとは思うがこの先、これを超える敵が中々に出しづらくなりそうな気がする。この辺りと総合的な面白さは今後の展開次第であると思うので頑張ってほしい。
  • nawade
    2016/02/20
    ★★★☆☆ 第28回ファンタジア大賞銀賞受賞作。氷河期到来により人類が地下に潜んでいた間に地上の支配権は吸血鬼のものとなっていた。地上に拠点確保するために争う人類と吸血鬼、そんな時代の吸血鬼に不純の血と罵られ追い詰められた少女と人類最強の戦士のボーイ・ミーツ・ガール。王道展開で安心して読めた。尊大な口調の割にはポンコツ入ってるメインヒロインが可愛い。エセビッチな人類代表ヒロインも健闘賞。クライマックスも強大な敵に対して力を合わせて戦う展開に無理がなく上手く読ませてくれた感じ。ただ、何か一味足りない。