重力迷宮のリリィ

発売日 : 2015/05/09
第21回電撃小説大賞 最終選考作! 電脳×美少女×重火器アクション!
ここは、見上げれば天蓋に覆われた地下都市。クズしか存在しない底辺。猥雑な建築物が建ち並び、奇妙な熱気に包まれたその街は、「迷宮層」と呼ばれている。
 そんなスラム街で生まれ育ったチャンクの生業は、郊外エリアに湧き出てくる機械獣カニバルを索敵して狩り殺すこと。 最低の環境だったが、チャンクはそのシンプルな生活が気に入っていた。
 電脳使いの天才で引きこもりニートの兄セウト。カニバル狩りの友人ダストバニー。守銭奴の情報屋ネロ。マフィア私兵集団「天使部隊」の少女ミザルー。 変人達に囲まれて生きるチャンクの日常は、しかし、ある日一変する。 彼が狩りの最中に拾った謎の少女、リリィ。それが、地下世界を揺るがす大事件の始まりだった――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048651332

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/05/11
    「迷宮層」と呼ばれるスラム街を舞台にしたSFバトル作品。物語の世界観や作品に漂う雰囲気は非常に好み。頭のネジがイカレた登場人物達がスラム街を舞台に暴れる姿も爽快感が合って良かったです。それだけに世界観や各種設定の説明が足りないせいで、物語に入り込めなかったのが残念。世界観を理解しきれないまま読む事になるので置いてけぼりを食らう嵌めになるんですよね。色々と粗さは感じましたが、光るものを感じる作家さんなので今後に期待しましょう。
  • 中性色
    2015/05/19
    この手の作品にありがちな、説明を省くと置いてけぼりになり、過多になると冗長になるというのにばっちりはまっちゃってる気がする。要素が多すぎるせいでどれに絞って見ればいいのかがわかりづらい。キャラのやり取りとかはいいけど(特にチャンクとセウトの兄弟)、各グループの設定とかどこいったよ。個人的にはミザルーが好み。雰囲気で楽しめる人にはいいんじゃない?
  • まるぼろ
    2015/05/14
    第21回電撃小説大賞最終選考作です。地表で人が住む事が出来なくなり、地下の「宇宙島」と呼ばれる人口都市に住むチャンクはひょんな事からリリィと言う少女と出会うが…と言うお話です。なかなか面白かったです。最初は環境のせいもあってか損得勘定でしか物を考えられなかったチャンクが、兄のセウトや上人と呼ばれる老人など助言を借りて、自分自身がしたい事としてリリィを助けると言う筋書きは好感を持てました。迷宮層と言う環境の中でままならない生き方を強いられてるチャンクやミザルー達がどう変わっていくのか楽しみです。次巻も期待。
  • 葛野桂馬@時津風@ハスター
    2015/08/06
    ああ、こういう作品久しぶりだ。最近は魔法だ転生だチートだって作品ばっかり読んでたから凄く新鮮。ライトノベルとしては受けにくいだろうけれど、10年ほど前の電撃文庫では度々見かけた感じの作品かな。文章が荒削りなことと、世界観を練りすぎて描き切れていないのが少々残念。まあ、そこは新人だし仕方のない部分ではあるが。ライトノベルを読み始めた頃の懐かしい気分に浸れた。お世辞でも高評価はできないが、これはこれで好きかな。
  • 藤白榛名
    2015/05/29
    ゴリ推しされてたのと表紙に惹かれて購入。物語の序盤は、有無を言わせぬ疾走感と下品な会話などが結構好みな感じだったが、後半になると余計で意味不明な設定やどうでもいいキャラクターが増えて読むのが苦痛ですらあった。イラストも表紙だけで、中身は残念な仕上がり。ただ、チャンクとセウトのキャラクターは他には無い感じで好感が持てる。余計な設定を省いて文章力を磨いて絵師が本気を出せばかなり良いと思う。