虹色エイリアン

発売日 : 2014/11/08
水の星に『それ』は突然やってきた。窓から、外から、腹の中から。
ハロー。ハロー。まもなくチキューに到着します。衝撃に備えてください。
 そいつはひやむぎ泥棒か宇宙人、どっちなのだろう。 名前も分からない、言葉も分からない。分かるのはその少女の髪が虹色に輝くことだけ。私がその髪に触れると、その指も虹色を帯びた。 そして起こるは、狭苦しいアパートの一室で繰り広げられる、虹色のエイリアンとの壮大なファーストコンタクトであった。
 ご近所さんにこの子を紹介し、カニャエと名前をつけ、不思議なロブスターと邂逅し、ひやむぎ買いに二人でスーパーまで競争! 地球のどこかで発生したささやかな異星間交遊。それは、窓から、外から、腹の中から始まっていた。 宇宙からやってきた虹は今日も暖かい。 異星人(あなた)も地球人(わたし)も宇宙人(変なやつ)。 こんなのがいれば、夜空も明るいわけだ。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048690317

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みんなのレビュー

  • T.Y.
    2014/11/09
    髪が虹色に輝く少女を拾った女子大生のカナエ、エイリアンに寄生された青年、エビのような宇宙人と同居することになった猿子、小学校時代に宇宙人を自称する少女と出会った青年…宇宙人と巡り会った人達の、互いに密接に絡み合った4編の物語。一時の出会いと切ない別れの青春物語。とんでもないものに遭遇しても、人知れず地球を救ってもマイペースで淡々と生きる人々の模様が相変わらずの味。他のパートで視点を変えて見ることで真相の分かるネタはあるものの、話としては分かりやすくあっさり目、ただ最後は綺麗にピースを嵌めてくれて良かった。
  • Yobata
    2014/11/08
    自室にひやむぎ泥棒が現れる。二回目の襲撃で捕まえてみると、なんと虹色に輝く髪を持つ少女だった。その日から始まる地球外生命体であろう少女との不思議な同居生活が繰り広げられる…。虹色の髪のカニャエとカナエ,銀色のエイリアンと俺,顔がエビのボストンと猿子の3編短編。入間さん得意の宇宙人ものの各話がそれぞれ絡みあう群像劇的な話で、前作の「ふわふわさん」よりはハッキリとした宇宙人もので助かったw各宇宙人達と淡々と適応しながら、それぞれの形で関わり合うが、宇宙人と地球人が紡ぎあう儚くも優しい絆は綺麗だった。→
  • イーダ
    2014/12/16
    ひとつのアパートに住む住人がそれぞれエイリアンと同居して…いや、一番怪しいのは住人の猿子じゃないかw エイリアンのキャラがみんないい味してる。
  • かんけー
    2014/11/25
    素直に面白いと言いたい。つぶやきでも書いたが、「日常SF」をまた違ったアレンジで表現している・・五編のオムニバス(と言っても全て繋がっているのだが)で構成されている。カナエは女子大生、安アパートで日々暮らしながら大学に通っていた。ある日、冷蔵庫から「ひやむぎ」が盗まれているのに気ずく・・何日か前近所に隕石が落ちてきて?その「エイリアン」であるところの彼女は(笑)カナエのひやむぎを命の「糧」として夜な夜な出没wwするのであった・・(笑)虹色に光る「髪」って「うる星やつら」のラム?みたいな?(古っ!)
  • Bellzerica
    2014/11/13
    「ハロー」「グッバイ」そんでもって・・・「アゲイン!」 この作品がもつ寂寥感と哀愁はここの台詞に詰め込まれてた感じがします。