給食争奪戦

発売日 : 2014/06/10
第20回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞作、登場!
テツのクラスでは、毎日一つだけ給食のデザートが余る。それはクラスのボスでいじめっ子のダイキが独占していた。ある日テツは、密かにダイキからデザートを奪い取ろうと計画する。それも、自分の仕業だとはバレないように──。
 表題作の『給食争奪戦』をはじめ、クラス内のいじめに立ち向かう『消しゴムバトル』、万引きを繰り返す男子4人の『万引き競争』、メモの謎が解消される『転校少女』、高校生になった少年たちを描く『学園祭を台無しにしたのは誰だ』に加え、【電子特別版】では、電撃文庫MAGAZINEに掲載されて文庫には未収録だった『給食リベンジ』『図書館ミステリ』『容疑者サワコ』の3エピソードを追加!! 大人が知らない、小学生たちのスリリングで熱い日常がここに!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048666435

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みんなのレビュー

  • Yobata
    2014/06/11
    毎日一つ残る給食のデザートを巡り早食いによる争奪戦が行われてるテツのクラスではいじめっ子のダイキが独占していた。以前プリンを奪われたマコトの仇をとるためにテツはダイキからケーキを奪う計画を立てるが…。小学校で繰り広げられるスリルかつ熱い日常物語。短編5本の群像劇で小学生でも行われるクラスヒエラルキーをうまく描きながらも弱き者が強き者を挫く爽快な話で、確かに電撃小説大賞を受賞する面白さだと感じた。登場人物達は小学生で11,12歳という幼さだけれども、小学生は小学生ならではの社会があり、それがかなり忠実に→
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2014/08/11
    【★★★★★】これはとても良い、今年になって読んだ電撃文庫の中で一番です。 イジメっ子からの下剋上を画策する「給食争奪戦」「消しゴムバトル」ほか、DVや万引きなど取り扱う題材的には一般小説のほうで出版されててもいいくらいだけど、小学生の繰り広げる駆け引きやベタな程度に意外性のオチは、ライトノベルとしても十分に楽しめるものです。 個々の話は粒ぞろいながら、何より最後の短編「学園祭を台無しにしたのは誰だ」で自分は完全にやられました……名作を読んだ時にしか味わえない充足感、約束します。
  • shin
    2014/06/24
    それぞれ違うグループの視点で小学校の空気感が思い起こされる話から高校の文化祭の出来事に至る短編。いじめや万引き、家庭の問題も垣間見える日常は心にチクリと刺さりながらも、このままじゃダメだとアクションを起こし状況が変わる可能性、事態が好転していく感覚にホッとした。高校の話では色々乗り越えてきた子供達の姿、関係性が見られたり、進む内に明らかになる予想外の最後の主人公など、それまでの話がつながる展開にハッとし、読み終わって心にじんわり来るものがあった。ほろ苦さを包み込むさわやかさを感じられた気がするお話でした。
  • まりも
    2014/06/12
    あーそういえば給食時間で似たような事あったなぁと思わせるような懐かしさがある作品。思ってたよりも面白かったです。軽いネタのように見せかけてクラス内でのいじめ、万引き、家庭問題と結構重たいテーマなのに小学生時代を思い出させる懐かしさ、と彼らのその後を思わせるような終わらせ方なのであくまでも軽めなのがいいですね。自分が小学生の時はチョコレートケーキなんてモノはなく冷凍ミカン最強だったので今の小学生すげぇなと思いました。
  • 西郷さん
    2014/06/17
    本当は周りの評価を見て買うか決めようと思っていたんですけどもね。本屋でこの本を見ていたら「ヒャッハー、我慢できねぇ!! 」と、思わず買ってしまいました。なかなか面白かったです。自分も小学生のときはよく給食争奪戦に参加していたので、その時のことを思いだし懐かしくなってしまいました。なんというか、教師たちも把握しきれない、小学生だけの世界観だとか約束事だとかがうまく表現されていたのではないかと思います。最後の高校の文化祭の話も、小学生のときに培った経験が彼らのなかでしっかりと息づいているのが見て取ることが