翡翠の魔身変 妖魔アモル
発売日 :
1993/06/25
第四回ファンタジア長編小説大賞準入選に輝く、期待の新人のデビュー作。
天空の妖月が、ぬらぬらとした光を放っている。妖魔の刻だ…。「アモル―ゥ」甲高い少女の声が彼を呼んだ。軽やかな羽ばたきが、天の高みから降ってくる。まだ幼い可憐な少女の顔を持つそれは、翡翠色の左腕へと降り立った。妖魔王の心臓から生まれた、翡翠色の肌を持つ直系妖魔―。彼が無敵の妖魔アモルなのだ。強い。圧倒的に強い。直系妖魔にのみ与えられた力で、襲いかかってくる敵を片っ端から叩きふせる。アモルが不敵な笑みを浮かべた。楽しむべき、“危険”を見つけたのだ…。第四回ファンタジア長編小説大賞準入選に輝く、期待の新人のデビュー作。
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 502円(本体456円+税)
- ISBN: 9784829125007
- 判型: A6/文庫
ファンタジア文庫の新刊
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Zaebos022017/10/301冒頭より異界な描写とともに、―――ぐえら、ぐえら。―――ごあら、ごあら。―――げあら、げあら。と珍妙なオノマトペが飛び交い、(……何だ、これ?まるで見てきたような書き方だな?)と思わず首を傾げて読み進めてみれば、辿り着いたあとがきにて披露される、某年某月某日に見た「夢」を下敷きに創作した、なる制作秘話がストン!と腑に落ちる本作。その概要は、―――強い!圧倒的に強い!!直系妖魔にのみ与えられた力で、襲いかかってくる敵を片っ端から叩きふせる!
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