男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 2 Time to Play

発売日 : 2014/03/08
ついに“首絞め”の真相が明らかに!
僕は、東京へ向かう特急列車の車内にいる。いつもの、窓側の席に座っている。 五月晴れの空の下、まさに今、列車は動き出した。ホームの景色が、後ろに流れていく。隣の席は、あいている。似鳥は来るか? 来る。僕には分かる。 高校生にして電撃文庫で作家デビューを果たした“僕”と、クラスメイトで声優の似鳥絵里が、週一回、アニメのアフレコに向かう特急列車で交わす作家業についての会話。――それは、二度と引き返せない終着点へと進んでいく……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048663847

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2015/02/22
    Time To Playいつだって言葉には魔法が宿る。よく出来た物語は鮮やかに軽やかに、いっそ残酷な程に読者を生かす。さあ、一世一代の猿芝居の始まりだ。僕は僕の為に嘘をつく。僕が好きな君の為に、僕は僕の為の嘘をつく。どちらが先かなんてわからない。首を締められたから心を占められたのか、心を占められたから首を締めるのか。でも一つ言えるのは『そーいうプレイです!』タイム・トゥ・プレイ、呟いたら君と僕に魔法をかけよう。閃光みたいな瞬間と、永遠の間を一緒に過ごしていこう。コンソメと青のりのポテトチップス、二つ並べて
  • shin
    2014/03/22
    高校生ラノベ作家の主人公がクラスメイトで声優の女の子に首を絞められる真相に至る2巻。印税や確定申告等の現実的な話題になるほどと思いつつふと、いつから演技をしているの?なんて何気ないやり取りなのに場の空気が変わるような、雲行きの怪しさを覚える所があり先が気になった。彼女の本当の姿が見られてホッとしたのも束の間、ただ一人に伝えたはずのメッセージのはずが他にも伝わってた人がいたとしたら・・・なんて最後にこう来たかと思わずニヤニヤできたお話でした。がたんっ!の後どんなやり取りがされていくのかも読んでみたくなった。
  • よっち
    2014/03/09
    上下巻ものの下巻。電車の中で主人公が、似鳥の作家に関する様々な質問を受けつつ、それに答えていくというスタイルを踏襲しながら、最終的に彼女に首を絞められることになった経緯と事の顛末。文章上手いから退屈とは思わなかったんですが、業界話だけでなくもう少し物語部分にウエイト置いて書いてくれた方が嬉しかったというか、素材からするとちょっと勿体無いなという印象でした。続きが出そうな感じですけど、話を続けていくにあたって、あくまで業界話メインなのか、物語的な要素が強くなるのか、今後どう進めていくのかが気になりますね。
  • スズ
    2019/05/12
    電撃文庫作家の印税や締切の目安や刊行予定の内情等、電撃文庫で活躍する作家達のお仕事の裏事情をガチで描きつつ、遂にタイトル回収も果たした第2巻。電撃大賞受賞作家と拾い上げ作家の作品の出版契約の差異や電撃忘年会の赤裸々な体験談等、電撃文庫好きとしては垂涎の情報が満載で非常に楽しめました。誹謗中傷に近い厳しい感想に出会った時もモチベーションが下がらない方法に感嘆し、創作活動をした事のある人達にとって救いになる言葉もあって嬉しかったです。似鳥の首絞めシーンのゾワリとした「なぜ?」という不可解な恐怖がヤバかった。
  • Yobata
    2014/03/08
    僕は未だ首を締められて走馬灯のように似鳥とのこれまでのやりとりを思い出していた。そして走馬灯が現在に追いつき首を締められる理由に辿り着いた時、似鳥の正体を知る…。似鳥首締め編かな?その下巻。下巻も作家業についてのリアルが多く語られる。上巻は作家になるための指南書的な部分が多かったが、下巻は作家になったあとのメリット等の話がメイン。印税や確定申告などの金銭関係やアニメ化,部数販売などかなり生々しい話だったなwラノベというジャンルの特徴でもあるイラストについても語られる。ヴァイスヴァーサのイラストレーターが→