アリス・リロ-デッド ハロ-、ミスタ-・マグナム

発売日 : 2013/02/10
わたしの名前はミスター・マグナム。見ての通り、拳銃だ──。
「……あたしが巡り逢ったのは……最高の銃だったわ」 そう言ってアリスは逝った。わたしの名前はミスター・マグナム。偉大なる魔女によって生み出された魔法の銃だ。最悪の魔女《ゾォード》により引き起こされた災厄で相棒を失ったわたしは、過去の世界で意識を取り戻す。 「アリス?」 「そう。わたし、アリスよ」 サボテンと土煙が支配する荒野、スモーキー&ロックスで出逢ったのは、少女時代の相棒だった。だが、あのアリスとは何かが違う ──。 「ほへー。ミスターって、すっごいんだね」 ──アホだ、アホなのだ! やがて《ライトニング・ワイルド》と呼ばれるはずの少女は、おてんばアホ娘だったのだ……。やれやれ。とはいえわたしは立ち上がる。かつての悲劇を起こさぬよう、新たな未来を切り開くために。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048913324

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みんなのレビュー

  • ソラ
    2014/03/02
    スラーっと読めた作品。銃のミスターマグナムが良いなぁ。関係ないけどTODのソーディアン・ディムロスを思い出した。それはそれとして、あとがきにあるように一度そういう経験してからの投稿なので構成がすっきりしてるなぁという印象。
  • あなほりふくろう
    2013/02/11
    題材や設定に新鮮さは感じられないけど、設定をきちんと使い切っているのがとても好感。アホの子アリスとミスター・マグナムのコンビも既視感はあれど非常に好み。歴史改変の真相~クライマックスへの流れはうまいと思ったし、オチもアリスらしいアホらしさで楽しく読み終えることができた。ただガンアクションのシーンに緊張感というか臨場感に欠けるのと、ゾォードにもう少し深みのある描写が欲しかったのが残念。きちんと完結してるので、次は完全新作で。
  • まるぼろ
    2014/05/02
    かつて魔女戦争と呼ばれた争いで魔女のゾォードへの復習に一生を捧げ、また本懐を遂げる事なく死んでしまったアリスの相棒であり愛銃であったサラマンデル-ミスター・マグナム-が何者かの意思によって60年前にタイムリープし、少女時代のアリスと再会するが・・・と言うお話。基本的には好きな作品なんだと思います。ただ一点、アゴンロジの滑舌さえもう少しマトモならば・・・w 別に舌足らずな口調でも良いんですがせめて読みづらくならないレベルでお願いします・・・w ただ作品としてはとても好きになれたので次巻も読もうかと思います。
  • 1_k
    2013/02/19
    相当な力作。ただし、今風のラノベではなく、取っつきにくい。舞台設定やネタも一般受けするかどうかかなり疑問。これってラノベなんかいのう?具合で言えば、ガトー先生のコップクラフトが近いかな。電撃と言うよりもガガガっぽい。しかし、冒頭の造語と設定の嵐を乗り越えれば、牽引力の高いストーリーに自動的に最後までひっぱていってもらえる。地力は十分。「ああ、あの作品の影響を強く受けてるな」ってのは見え見えでも、それをきちんと我が物として書けているのは相当なプラスです。
  • 豚山田
    2014/12/28
    面白かったのだと思います。しかし物語の根幹を支える筈の肝心なものがいつまで経っても見えず、というか結局最後まで見えず、何か抜けてる感が否めずに終わってしまいました。物語は、主人公のマグナム銃が西部劇風の舞台で相棒の少女と敵の魔女を斃しに行くというもの。銃の一人称で進むスタイルは面白いのですが、何故銃が主人公でなければならなかったのか、銃に人格が無ければ成し遂げられない物語だったのか、結局そこが解消されなかったのです。物事全てに理由が必要とは言いませんが、少なくともこの物語にそれは必須だったのでは。うーん。