秘密結社とル-ルと恋

発売日 : 2012/07/10
放課後、怪しい宣誓が木霊する……。
黒い三角の頭巾をかぶり、二つの穴から目だけを出した連中が集う。俺たちは秘密結社だ。今日も胸の前で指を組み、誓いの言葉を叫ぶ。 「ラヴ!!」 と。 不純異性交遊禁止の校則に逆らい、恋をするため。俺たちは今日も集うのだ。ああ、けれど俺の恋はきっと、秘密結社の力でも叶わない。なぜなら俺が恋する人は、校則を定めた張本人 ── 生徒会長円城あかり、その人なのだから。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048867320

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みんなのレビュー

  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    恋愛禁止な学校で、校内を暗躍し恋愛の自由を叫ぶ怪しげな秘密結社・・・合言葉はラブ!ですw 幼なじみにして生徒会長なあかりちゃんの理想を副会長として支えたいという気持ちと、敵対する秘密結社の一員になってしまったことへの負い目との板挟み感がなんとも。 実はヒーローごっこに興じるのが趣味なあかりちゃん可愛いよあかりちゃんw ストーリーや掘り下げなど全体的に惜しい感じのする作品ですけど、個人的にはなかなか好きです。
  • 紅羽
    2012/08/24
    タイトルが面白そうだったので興味を持ちました。ほのぼの系青春ラブコメという感じでしょうか。不純異性交遊を禁じられた校則を、秘密結社と共に撤回していくストーリーは、先の展開が読み易いのですが、とても可愛らしく纏まってました。うさねが可愛かったです。しかしメインの登場人物に関してはまだ掘り下げが必要かもしれません。正直、あまり魅力を感じませんでした。ですが、安定感はあるので読みやすく、最後まで楽しめた作品でした。
  • 1_k
    2012/07/16
    はいきた、傑作きたよl 良いラノベってのは、3ページも読めばたちどころに分かるもの。本作も、開始数ページでアタリを確信。話の流れ、キャラ、設定、どれをとっても文句のないクオリティ。特に文章や展開に無駄が無く的確なところに息をのまざるを得ない。非常に単純にして明快、それでいて説得力と熱さのある一冊。これで第一作とはとても信じがたいが、新人賞経由ではない様子なので、もしや脚本なり、他分野で名のある先生の手によるものなのではないだろうか?
  • たこやき
    2012/09/06
    実質的に恋愛禁止という学校の中で、恋愛を応援する秘密結社が。生徒会長・あかりへの想いを抱きながら、伝えられない主人公は、その幹部になってしまう。はじめは儀式などに恥ずかしさを感じながらもだんだんと染まっていくとか、そういうあたりは面白い。ただ、あかりがなぜ、罰則なしにこだわるのか? 厳格な風紀委員長がいきなり不正をするのか? など、それぞれの人物像の掘り下げが不足しているため「?」と感じたところも。なんか、惜しい、という印象。
  • nawade
    2012/07/10
    ★★★★☆ 恋愛禁止な校則に抗う秘密結社に入った主人公を描いた小説というチャラいイメージをもって読み始めたこの小説、いやいや侮れない出来でした。バトルものだと敵味方でそれぞれの正義があってという展開があったりしますが、この小説ではそんな大層なものは存在しない。でも、登場人物各々が心の中に真摯なものを持っていて、それ故に悩み苦しみ、更には歪んでいく姿が描かれています。そして、身近な痛み故にしみじみと心に染み込んでくるのです。ラストはちょっと駆け足気味でフォローできていないキャラもいるところが実に勿体ない。