ウィザ-ド&ウォ-リア-・ウィズ・マネ-

発売日 : 2012/02/10
マネーの支配をぶち破れ!! 期待のファンタジックアクション!
「奪うことだけが正義なんだよ」
「なぜ奪われる哀しさがわからないの」
 地下貧民街に生まれ幼い頃から暴力と略奪の中で孤独に生き、地上で安穏と暮らす人間を憎んできた十七歳のジェイファ。地下を脱出した彼は中流平民街に上がると同時に一軒の豪邸に盗みに入る。しかし冬瀬陽月《ふゆせはるつき》に遭遇、捕縛されてしまう。豪邸の持ち主である冬瀬一郎は、ジェイファを許す代わりにある条件を突きつける。それは陽月と組み 『ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー』 という、魔術師と戦士の二人一組で相手ペアと戦う競技のプロになることだった!? 第18回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048862738

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みんなのレビュー

  • 1_k
    2012/03/03
    非常に卒のない、教科書的に良く出来たバトルもの。はっきり言って、ベテラン作家でもこの域の綺麗にまとまったものが書ける人は少ないです。十分熱く、無駄もなくおもしろく読めた。ただし、独特の世界観設定と、「ウィズマネー」というワードから、勝手に経済取引のような駆け引き、あるいはカイジのようなお金の絡んだ心理劇が見られるものと期待していたので、肩透かし。タイトルに冠するからには、内容に直接食い込ませてほしかった。金でもっと直接強さが買えるとかね。その部分が足りないので、どこかで見たありがちバトルにとどまっている。
  • humbert_2
    2012/04/05
    社会での地位を確立するために各上の相手に勝負を挑む、這い上がってきた少年と落ちてきた少女の物語。わりと好きな作品になった。テンポ良く話が進み、世界観がしっかりしていて、戦闘シーンもあまりブレない。主人公ヒロインが共にツンデレでかわいいし、戦闘はジャイアントキリング的な要素を含んでかっこいいしで。読んでて予想外の展開がないのは賞受賞作品としては仕方がないんじゃないかな。続刊に期待してます。
  • 空箱零士
    2017/02/26
    ★★★★ 信条も、立場も、心の傷も違う二人が、一つの思いの元に心を通じ合い、共鳴する。ボーイミーツガールの基本形とさえ言える型のまま、真っ直ぐに突き進んだのがこの作品だろう。「奪うこと/奪われること」という二項対立の下、世界観・ストーリー・キャラが構築されており、そこから軸がブレないためストーリーラインが分かりやすく、皿次と陽月の対立・和解・共鳴の在り方への感情移入がストンといきやすい。とにかく「テーマ」から物語を作るのが上手い人という印象受ける作者であり、いい意味で安定感のある書き手であるように思える。
  • 夢民
    2012/05/27
    王道って言ってしまえばそのとおりで、最初の挿絵を見ただけでほとんど内容がわかってしまうというのはちょっともったいないなぁと思う。
  • ころん
    2012/02/17
    地下貧民街から違法な手段で地上にやってきたジェイファ。盗みに入った豪邸で捕まり、冬瀬皿次と名前を変えてWWWMへ参加しないかと持ちかけられる。経済要素は少なめの厨二異能バトルもの。陽月と皿次のコンビがたまらない。ツンデレ男子×クーデレ女子とか自分得すぎる。最初は反発しあうものの、互いを認め合うまでの過程が、この物語のキーワードにもなっている「奪う」という言葉と絡めつつ丁寧に書かれていて面白かった。奇をてらわない直球勝負な物語も良かった。陽月と皿次のいちゃらぶがもっと見たいなー続き出てほしい。