犯人は夜須礼ありす
発売日 :
2011/12/31
伊都工平が贈るボーイミーツガールミステリー、ここに開幕!
悠木葦人はある日、自宅の前で倒れていた少女を拾う。彼女の名は夜須礼ありす。おとなしいクラスメイトだった彼女は、同級生を殺害し、逃亡しているところだった。「大声を出したりしないって約束できるかしら?」「どのみちあなたは、今日のうちに死ぬしかないもの」「運がなかったわね、悠木君」目覚めたありすに凶器で脅され、葦人はありすを匿うことに。奇妙な同居生活のかたわら、彼女の殺人が信じられず、葦人は事件を調べはじめる。だが二転三転する事件の姿は、全ての出来事を一つの形に繋いでいく――。伊都工平が贈るボーイミーツガールミステリー、ここに開幕!
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784840143349
MF文庫Jの新刊
みんなのレビュー
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ころん2012/01/054クラスメイトの女の子が同級生を殺害した。行方をくらませていたはずが、主人公の住むマンション前で倒れていたのを発見したことがきっかけで匿うことになる。ありすと葦人の、仲が良いんだか悪いんだかわからない関係が好き。自分勝手にふるまったり、何か抱えてるようなそぶりを見せたり、危ういバランスで成り立ってるありすが魅力的。ありすが今回の騒動を起こした理由や、葦人自身の謎など、終盤でどんどん明らかにされて、一転二転する展開はミステリならでは。それでも最後は良い雰囲気で終わってくれてよかったです。
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シュエパイ2012/01/093学園都市でもっともホットな話題、生徒殺しの容疑者である生徒・夜須礼ありすに脅されて、と。あぁ、犯人が誰かは判ってた(予想通りだった)けれど、舞台と動機がいろんな意味でよいなぁ。出来ることならなんとなく続いてくれると嬉しいな。
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ふじさん2012/08/142某有名レトロゲームに擬えた表題通り、「犯人=夜須礼ありす」という前提から始まるラノベミステリ。とは言え、謎解きの面での水準は正直余り高くない。中盤以降、物語は唐突に変容を見せ始め、最終的には様々なジャンルをごった煮にして無理やり纏め上げられた印象。読み辛くならない程度に処理はされているが、やはり作品全体としての色の不確かさや、咀嚼する上での雑味は感じざるを得なかった。何処かに主眼を置くのであれば、後書きにもある通り「委員長キャラとの同棲生活」というラブコメ要素をこそ、或いは選択すべきだったのかも知れない。
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無銘2012/02/282同級生を殺害したクラスメイトの夜須礼ありすを匿うことになった主人公、悠木葦人が事件の真相に踏み込む同居ラブコメ&サスペンス。双方共に色々とアンバランスな精神の持ち主なので危うい面が多々あるが、なんだかんだで葦人とありすは良いコンビというかカップルというか。街の設定が極めてキナ臭いので今後も物騒な事態になりそうな予感。片理も巻き込んで学園支配に乗り出すというのも面白そうだけど。
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半熟タマゴ2012/03/291とある事情を抱える主人公が同級生を殺害した容疑者であるクラスメイトを匿うことになり事件に関わっていく。中頃まではよかったのだけど、後半は話が大きくなりすぎてちょっとついていけなかった。まだ先がありそうな終わり方だったけれど続きは出るのかな?
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